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「保護先の家族に涙で見送られた」ラブラドールの子犬→2才に成長した今、「家族を優しく支える存在」に
ノアくんの母犬は、住宅地に捨てられていたところを保護されたコだったそうです。のちに2頭の子犬を生み、そのうちの1頭がノアくん。縁あって、飼い主さん家族のもとへやってきました。
ノアくんを迎えた日は、きっと忘れない特別な一日
これまで引退した盲導犬などのお世話をした経験はあった飼い主さんですが、大型犬と一緒に暮らすのは今回が初めて。まだ会えていないノアくんとの暮らしを想像し、毎日ワクワクしながら準備を進めたといいます。
そして、ついに迎えた当日。飼い主さんは「あの日のことは、きっとこれからもずっと忘れないと思います」と話しています。
「『ついにノアが家族になるんだ』と嬉しい気持ちでいっぱいでした。でも同時に、複雑な気持ちも抱いていました。
保護先では『ごじくん』という名前で大切に育てられてきたノア。これまで面倒を見てくれていたご家族とお別れする瞬間でもありました。
ノアを車に乗せて出発しようとしたとき、そのご家族が涙を流しているのを見て、アクセルを踏むのが本当に辛かったです。
ノアが幸せになるための新しい一歩だとわかっていても、まるで大切な家族から引き離してしまうような気持ちになってしまって……。あのとき感じた複雑な感情は、きっと一生忘れないと思います」
お迎え初日の夜の光景に、一安心
「ノアはケージに入ると、すぐにトイレトレーでオシッコをしたり、おもちゃで遊んだりゴロゴロしたりと、少しずつリラックスしてくれている様子が見えました。
その日の夜、ノアはお腹を見せて“ヘソ天”の姿でぐっすり眠ってくれて。その姿を見たとき、『ああ、このコはもう安心してくれているんだ』と思えて、本当にほっとしたことを覚えています」
2才になったノアくんの様子は?
あどけなかったころの姿を思い出すと、「元気にここまで成長してくれたことがとても嬉しくて、胸がいっぱいになります」と飼い主さんは話します。
「妹犬が家族に加わったこともあってか、以前よりも穏やかで、まるで“お兄ちゃん”のように見守ってくれている瞬間もあります。その姿を見るたびに、『本当に優しいコだな』と感じます」
一緒に過ごすなかで嬉しい成長の様子が
誰かが台所に立つと必ずそっとついてくるそう。どうやら「台所=おやつがもらえる場所」だとしっかり覚えているようです。
ほかにも、飼い主さんは「毎朝の掃除機がけの時間」にノアくんの成長を感じるそうで、こんなエピソードが。
「子犬のころから、私が掃除機をかけ始めると必ず後ろにぴったりついてくるコでした。どこへ行くにも一緒で、その姿がとても可愛い反面、掃除機をかけたい場所にかけられないこともあって……。そのたびに『ごめんね、ちょっとこっちに移動してね』と、手で優しく誘導していました。
そんな日々を重ねていく中で、ノアが1才半を過ぎたころから少し変化が。『ちょっとあっち行ってくれる?』『次はもう少しこっちね』と声をかけると、言葉だけで掃除の邪魔にならない場所に移動してくれるようになったんです。
その姿を見たとき、『ああ、ちゃんと通じ合えているんだな』と感じて、とても嬉しくなりました」
逆に、ノアくんがその場所でくつろいでいるときに夫が近づいてくると、今度は自分からそっと場所を譲ることもあるそうです。「家族のことをちゃんと理解しているんだな」と飼い主さんは感じているといいます。
何気ない瞬間に幸せを感じる毎日
忙しい日々の中でも、ノアくんの存在があるだけで家の中の空気がふっと柔らかくなり、自然と笑顔になれるそうです。
「ノアと過ごす時間の中で、私たちのほうがたくさんの幸せをもらっていると感じます。
ノアを大切に育ててくれた保護先のご家族の思いも胸に、これからも一緒にゆっくり時間を重ねながら、ノアが安心して、そして幸せだと感じられる毎日をつくっていきたいと思っています」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2026年3月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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