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山で生き生き見える犬たち「穴澤賢の犬のはなし」

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山で生き生き見える犬たち

先週、久しぶりに山の家に行ったときのこと。朝、近所を散歩していると「もしかして大吉くんと、福ちゃんですか?」と話しかけられた。突然のことに驚きつつも、「そうですよ」と答えたところ、その女性は私のブログがきっかけで、丸山の森に別荘を買ったとのことだった。そばには白く大きな犬もいる。

そういえば、少し前に同じような内容のメールが届いていた。もしかして、あのメールの方ですか?と聞いたら、そうですという。実はメールを読んだときに「いつか会えるといいなぁ、でも丸山の森も結構広いし、定住しているわけではないから難しいだろうなぁ」と思っていたのに、まさかこんなに早く会えるとは。

詳しく聞いてみると、ブログを読んで(ブログではあまり詳しく書いていないはずなので、おそらくこの連載のこの記事)、都内在住のその方は、記事で触れていたライフスタイルアドバイザーの『友枝康二郎さん』に連絡。その後下見に来て、紹介してもらった中古の物件を今年の春に購入したという。

ちょっと待って。私が山の家の話を書いていたのは、たしか2017年の夏ごろのはず。実際のスケジュールは多少先行してはいたが、夏はまだ掃除と自力リフォームに必死な時期。その頃に記事を読んで早速、友枝さんに相談して、春には別荘を買うって、なんという行動力。実際に来てみると「丸山の森」が一発で気に入ったという。

今では休日遊びに来る度に、愛犬が生き生きして見えるし、自分たちも元気をもらえる、それも私の記事のおかげだと感謝されてしまい、すごく恐縮してしまった。実際に白い大きな犬はごきげんそうだった。よかったねぇ君、と思う。

春に友枝さんと会う前日に、私が大けがしたことをブログで知り、友枝さんと一緒にとても心配してくれていたらしい。いやいや、申し訳ない。それにしても、価値観は人それぞれだが「愛犬が生き生きして見えるから」という動機で、山の居場所を求めた人に会って、なんだか嬉しかった。

機会があったら、愛犬とぜひ八ヶ岳に遊びに行ってみてください。山が好きタイプの犬たちは、本当に顔を輝かせるはずだから。あ、でもこれからの季節は寒くなるので、春先がおすすめかも。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。株式会社デロリアンズ代表。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。
ブログ「Another Days」


大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雪と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。

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