犬が好き
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保護犬が広げてくれた人の輪 引き取った飼い主の暮らしの変化は vol.3
※保護犬、飼い主さん、お話を伺った方々の情報は2017年3月10日現在の情報です
引き取りからはじまり、今ではアニマルセラピーまで
「レオンの散歩中に出会ったお年寄りの方が、足腰が弱っているなか、かがみこんでレオンをなでてくれました。その姿がとてもうれしそうで……レオンも静かに寄り添っていました」
その光景を見たことがきっかけとなり、今ではレオンくんとともに横浜の高齢者施設へ月1回ほど通っているそうです。
「レオンたちのおかげで、世界が広がりました」と笑顔いっぱいに話してくれた工藤さんご夫妻でした。
譲渡した犬たちの幸せを知る瞬間
サークルの中では、犬同士のケンカもなく、どの犬も落ち着いた様子で人に甘えています。
「犬がサークル内でのびのびと過ごしていれば、それぞれの犬の性格もよくわかりますから、家族として迎え入れるための判断基準にもなります」と代表の原さん。
アニマルプロテクション代表の原さん。傷病犬やシニア犬を含め、目の前の命と真剣に向き合い、救出、治療、譲渡を行う
アニマルプロテクションの地道な活動のうれしい結果が、譲渡会のとき垣間見えました。それは、犬を引き取った飼い主さんが愛犬を連れて、次から次に譲渡会に足を運んでくる姿でした。やさしい飼い主さんとともにやってきた元気いっぱいの卒業犬たちと再会した代表。いつもハツラツとして行動力にあふれている代表の目に、きらりと光るものが見えました。
取材・撮影・文/尾﨑たまき
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