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【連載】おばあちゃん犬がやってきた 第3回「わざわざ老犬を飼うなんて…」

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譲り受ける準備が整ったけど、家族の反対が

こんにちは。tamtamです。我が家は一年前、ある15才のお婆ちゃん犬を新しい家族として迎えました。

さかのぼること5年前、散歩もろくに連れて行ってもらえていない、外で繋がれっぱなしで飼われていた一頭の犬に出会いました。
それがシロです。出会ったばかりのシロは警戒心が強かったものの、接し続けることでゆっくりと心を開いてくれるように。

そんな私に向かって飼い主さんは呆れたように私にこう言ったのです。

ご飯は残飯、お水は溜まった雨水、そして錆びだらけの短い鎖に繋がれた生活。
予防接種も、フィラリアの予防もされておらず・・・「病院なんて行かなくても雑種は強いから」が飼い主さんの口癖でした。

一方、私の想いは「私がシロの家族になりたい」。もうそれだけでした。

しかし、あまり犬が好きではない我が家のパパ。それでもいつかは犬と暮らしてみたいという気持ちはあったようで、シロを迎えたい気持ちをすぐに伝えると・・・答えはNO。
「今のアパートでは飼えない」「子供が小さいでしょ。引き取って中途半端に飼うことになったらシロが可哀そう」返ってくる言葉は正論ばかり。何も返すことができませんでした。

それでもシロを諦められない私。説得しても、ことごとく断られ続ける日々・・・

そして3年後、我が家は中古ですが一軒家を購入しました。
シロを迎える準備が整った!と、私は家族に最後の説得に入りました。
私のしつこい説得に対し、悩みながらのパパの答えはこうです。

「老犬なんて後先短い犬より、子供のためにも子犬から飼った方がいいんじゃない?」

そんな事を言われてしまった私はとんでもない行動に。

はい、号泣しました。

もっとね、すすり泣くくらい可愛ければ良かったんでしょうけど、割と本気のテンションで泣きました。

命に永遠なんてない。一匹と暮らすことは楽しいことも悲しいこともたくさんある。
いつか死んでしまうってわかるからこそ大事にしなきゃいけないってわかるんだよ。
生き物を通じて大人も子供も学ぶことがたくさんある。
シロがいつか死んでしまっても、また犬と暮らしたいと思う日が来るかもしれない。
そしたらその時は、その命に対して責任を持って接してほしいと・・・親として思うんだよぉぉ!!


自分の感情を表にすることが苦手なパパ。終始無言で私の話を聞いていました。
そして一方的に語り倒した次の日。テーブルには一枚の紙が・・・


……あんな男泣きでも、女の武器になるのだと確信した瞬間でした(笑)

感情的な私と違い、自分の感情を言葉にすることが苦手なパパ。
この誓約書はそんなパパの気持ち(降参?)を私に伝えるためのものだったのかもしれません。
パパ、シロを家族にしてくれて本当にありがとう!
さあ、そんなこんなでシロとの生活がスタートするのでした。

今でもよくシロを引き取ったことを話すと「偉いね」「優しいね」とさんさんたる言葉をいただきます。
私がシロを引き取ったのは、劣悪な環境からシロを助けるためでもなく、余生をゆっくり過ごしてほしいからでもありません。
むしろ幼い子供のいる我が家ではシロはゆっくり暮らすことができないかもしれない。
今の環境の方がシロにとっては幸せなのかもしれない・・・

シロを迎えた一番の理由。それは私がシロと暮らしたいというだけの、わがままです。
私のわがままに付き合ってくれているパパ、子供たち、そしてシロ、いつもありがとう!

登場人物・登場犬猫

作者「tamtam」プロフィール

犬や猫の保護や介護についての楽しさや幸せをインスタグラムで発信し話題に。それぞれのかわいさをほっこり描いたイラストにファンも多い。

tamtam インスタグラム

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