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【連載】おばあちゃん犬がやってきた 第2回「運命の出会いはほろ苦く」

初めて会ってすぐに好きに。一方シロは…

こんにちは。二児の母でもあり、二匹の犬と二匹の猫と暮らしているtamtamです。
我が家は一年前、新しい家族として15才のお婆ちゃん犬を迎えました。
名前はシロ、白くて中型のどこにでもいそうで、どこにでもいない雑種のわんこです。

そんなシロとの出会いは5年前、当時結婚を期に新しい土地で暮らすことになった私。
その土地の一般家庭で番犬として暮らしていたのが、シロさんなのでした。
ご飯は残飯、食器は苔の生えたお鍋、お水は雨の日にバケツに溜まった雨水。
散歩にもろくに連れて行ったことがないというじゃありませんか。
犬好きな私は初めてシロにあった時のことを今でも鮮明に覚えています。
はい、一目惚れというやつですね。
すでにこの時点で私は運命を感じてしまいました。
ビビビというやつですね。どストライクでした。
さぁ、問題のシロさんの反応はというと・・・
あるあるですね。あるあるであってほしい(笑)
長年の番犬の意地を見せてくれたんでしょうか。
簡単な女じゃないわよ、さっさとお帰りなさい!と言われたような気がしました。
いい女のハードルがグンと上がりましたね。
当の本人、「何のこと?覚えてないわ」といった感じでしょうか。

我が家にきて1年、今では、滅多に吠えることがなくなりました。
来客時も一番に尻尾を振ってお出迎えし、お客さんにぴったりと寄り添って離れません。
故に、我が家に来た人はみんなシロ嬢の虜になってしまうのです。
番犬から受付嬢へと転身したようです。

登場人物・登場犬猫

作者「tamtam」プロフィール

動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。

tamtam インスタグラム

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