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SNSで話題の犬の「手足足手」とは? 獣医師が座り方の理由や注意点を解説
フレンチ・ブルドッグの飼い主さんの間では、人が手を床につき両足を突き出して座っているような格好の「手足足手」という座り方が話題になっているようです。
そこで今回は、Instagramに「#手足足手」をつけて投稿された写真をご紹介。このしぐさの理由などについても解説します。
「手足足手」で座るかわいいフレンチ・ブルドッグたち
あくびちゃん
まずご紹介するのは、ウルッとした瞳がかわいらしいあくびちゃん。あくびちゃんはストーブが大好きだそうで、ストーブの前ではかなりの高確率でこのような座り方になるといいます。
ここちゃん&ヒロシゲちゃん
「手足足手」をして窓の外を見つめているのは、ここちゃん。そして、ここちゃんにピタリと寄り添っているのは、ヒロシゲちゃんです。ヒロシゲちゃんはココちゃんのことが大好きで、いつも一緒にいるのだとか♡
むうたちゃん
上目づかいで「手足足手」をしているのは、むうたちゃんです。むうたちゃんは飼い主さんがお散歩の準備をしていると、このようなポーズになって“いいコアピール”をするそう(笑)
ぽるたちゃん
日向ぼっこしながら「手足足手」しているのは、ぽるたちゃんです。日向ぼっこが大好きだというぽるたちゃん、とっても気持ちよさそうですね♪
フレンチ・ブルドッグはどうして「手足足手」をするの?
では、どうしてフレンチ・ブルドッグは「手足足手」をするのでしょうか? また、フレンチ・ブルドッグ以外にも「手足足手」をする犬はいるのでしょうか? いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
フレンチ・ブルドッグが「手足足手」をする理由とは?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下獣医師):
「推察ですが、フレンチ・ブルドッグはもともと背骨や関節に弱さがあることが多いので、それが原因かもしれません。また、足の長さと太さから、そのほうが座りやすいという場合もあるでしょう」
フレンチ・ブルドッグ以外にも「手足足手」をする犬はいる?
獣医師:
「パグなどの似たような体型の犬にも見られる座り方です。また、膝や股関節、腰に病気や弱さがある犬、そして、高齢でそれらに不調が出た犬や、まだ足の短い子犬も同じように座ることがあるでしょう。
ほかにも、肥満の犬はお肉が多いので、お肉が邪魔でこのような座り方になることがあります。人のまねをしている場合もあるかもしれませんね」
愛犬が「手足足手」をしているときの注意点は?
一方、愛犬が「手足足手」をするときの注意点についてはあるのでしょうか。
「手足足手」の注意点とは?
獣医師:
「この座り方は病気が原因のケースもあるので、まずは病気が原因かどうかを診てもらいましょう。成長期の子犬の場合は、定期的に調子を診てもらうと安心です。先天性の疾患をもつこともありますが、その場合は日常的に気を付ける点などをアドバイスしてもらえるでしょう。
また、突然今までと違う座り方をした場合は、足などに痛みを感じているケースも。動物病院で診てもらった結果、治療やケアが必要になれば、そちらを行うようにしてください。
なお、もともと弱い部分は、年をとるにつれて支障が出やすくなります。ケアが必要になったらそのタイミングできちんと取り入れてあげることで、犬がより過ごしやすくなるでしょう」
「手足足手」はとてもかわいらしい座り方ですが、病気が潜んでいるケースもあるので、今までと違う座り方をしていた場合などは、かかりつけ医に相談したほうがよさそうです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
参照/Instagram
取材・文/ハセベサチコ
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
★Instagram、Twitterで「#いぬのきもち#ねこのきもち」でご投稿いただいた素敵な写真・動画を紹介しています。
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