犬が好き
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「犬と暮らしたい」と思ったときに迎えた保護犬→約8年、様々な経験をしお互い分かり合える存在に
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、柚ちゃんとの出会いや、いまの暮らしについて、@yuzu1910さんに2回に分けて(2018年4月/2021年4月に取材)お話を伺いました。
柚ちゃんとのはじめての出会い

食べ物にありつくのは、いつも柚ちゃんが最後。そんな姿も、また愛らしく感じたそうです。「どんな性格でも、このコがいい!」と、柚ちゃんへの思いはますます強くなっていくのでした。
犬と暮らすのがはじめてで直面した苦労
仲間と離れて@yuzu1910さんの家にひとりで来たことに、柚ちゃんは不安を感じてしまったのか、家に来て1週間は夜鳴きが続いたそう。でも、心を鬼にしなければならず、「鳴いても放っておかないといけないのがつらかった」と、@yuzu1910さんは振り返ります。
柚ちゃんのイタズラに悩んだ時期も、家族みんなで乗り越えた
外出から帰るときは、毎回「なにをされているかドキドキしながらの帰宅だった」といい、2週間のトライアル期間中に「いつまでこのイタズラが続くのだろうか」と、心が折れかけたこともあったそうです。
そんなときに@yuzu1910さんを支えたのは、子どもたちの言葉でした。
「子どもたちが『柚を絶対に返したくない!』 と言ったので、私も腹をくくって覚悟しました。いま思えば、トライアル期間中に柚を返さなくて、本当によかったです」
まだコントロールがきかない柚ちゃんをひとりで相手にするのは、精神的に負担になってしまいますが、家族みんなの協力と「柚ちゃんを幸せにしたい」という思いの強さで、大変な時期を乗り越えたのでした。
控えめでおとなしいと思っていた柚ちゃんに、家に来てから嬉しい変化が
でも、@yuzu1910さんの家に来てからは、以前の柚ちゃんでは考えられないほどヤンチャな姿を見せたのだとか!
「私の目標は、老衰でヨボヨボになった柚を介護して看取ることです。それまでずっとママのところにいてね、と伝えたいです。事故に遭ったり、迷子になったりすることだけは絶対にさせたくありません」
【柚ちゃんのその後に迫る】前回の取材後、どのような日常を送っているのかを聞いた
シニア期に入った柚ちゃんを、より愛おしいと感じるように
@yuzu1910さん:
「8才を過ぎて、自己主張が激しくなったというか、ガンコになってきました。散歩のときに、『そっちは行きたくない』と座り込んだり、動物病院での爪切りのとき『イヤだよー!』と鳴くようになったり。 そんな自己主張もとても可愛いです」

@yuzu1910さん:
「また、年齢を重ねて落ち着いた部分もあるのか、イタズラはまったくしなくなりました。最近の柚は、ワンコ友達とドッグランに行ってもほとんど走らず、人間たちに混ざって『みんなよく走るねー』と、ワンコたちの走りを嬉しそうに眺めています。
いつもそんな態度なので、近所のワンコ友達から『柚姉さん』と呼ばれ一目置かれていますね(笑)」
「外では柚姉さんとして澄ましていますが、家では相変わらず甘えん坊です。私だけに見せる甘えん坊な姿、そこがたまらなく可愛いです」
言葉は話せなくても、お互いにわかり合える
@yuzu1910さん:
「柚と過ごす日常は、あまりにも当たり前になりすぎていて、まるで8年前に私が産んで三女として我が家に生まれ育ったかのように錯覚しています(笑) それだけ柚と心が通い合っている自負があります。言葉は話せなくても柚の言いたいことはわかりますし、私の気持ちもわかってくれます。
犬と暮らすことはもちろん大変なこともありますが、それを上回るくらいの癒しと喜びと愛情を感じさせてくれます。柚は私たちにとって、本当になくてはならない存在です」
取材・文・構成/雨宮カイ
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