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犬と快適に過ごす山小屋を目指して〜その4【穴澤賢の犬のはなし】

先代犬の「富士丸」と犬との暮らしと別れを経験したライターの穴澤賢が、
数年を経て現在は「大吉」と「福助」(どちらもミックス)との暮らしで
感じた何気ないことを語ります。

前回の山の家の改装の後、大工さんにクローゼットの扉(左側)を作ってもらったので、2階はだいたい形になった。

2階の改装から1階の改装へ

続いてはその下にある部屋に取り掛かる。元和室だったところに犬が上り下りしやすいようL字階段を作ってもらい、天井や壁を取っ払った。
別にこのままでもまったく問題ないのだが、やはり2階同様にワックスを塗っておきたい。後でやろうと思っても家具を配置してからだと面倒になってやらないのは目に見えているので、このタイミングでやるしかない。
しっかり養生した上でワックスを塗っていくが、床と違ってこれが大変。なぜならずっと腕を上げた状態での作業になるため、肩と腕がパンパンになる。
さらに階段の裏や横もやらないと格好悪いから、見えるところは最低限塗っておく。これがまた窮屈な場所での作業だから疲れる。

きついが頑張る

若い頃ならまだいいが、今年50歳になるオッサンにとっては重労働だ。しかも普段はパソコンに向かっていてこういう作業に慣れていない。誰かにやってもらいたいが、頼める人もいないから自分でやるしかない。
愚痴はそれくらいにして、丸1日嫁と2人がかりでやって、天井の梁と階段を塗り終わる。
リノベーションする前はこうだったわけだから、結構いい感じになってきたのではないだろうか。
作業中はうるさくてゆっくり昼寝できないのは申し訳ないが、もうちょっとだけ、あと少しでたぶん終わるからがまんしてくれ、大吉。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。
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