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犬の体臭には個体差がある? 獣医師に聞いた「犬のニオイ」の秘密
犬のニオイには個体差がある? 体調などで変化することは?
獣医師
「はい。人と同じように、犬の体臭もそれぞれ違います。犬を複数飼っているご家庭ではニオイの違いを比べられると思うので、ぜひ嗅いでみてください」
――では、同じ犬でも病気や体調によってニオイが変わることはありますか?
獣医師
「あります。気のときは分泌物を出す臓器が不調をきたすため、犬のニオイが変わります。また、犬の体臭は分泌物や汚れなどによっても変化します。分泌物は、食べたものによってもニオイが変わるんですよ。
犬の体臭は細菌によっても変わるので、湿度や気温が上がる時期には、皮膚の常在菌が増えたりバランスを崩したりしてニオイが変化するでしょう」
犬は自分のニオイをどう思ってる?
獣医師
「嫌いな犬のニオイであれば嫌でしょうし、好きな犬のニオイがすればハッピーな気持ちになるでしょう。自分の体臭は、一番身近なニオイで安心します。
たとえば、いつも使用しているニオイのついた毛布などを病院やペットホテルに持ってくると、犬にとっての安心材料になりますよ」
犬のニオイが強くなるのはどんなとき?
獣医師
「気温・湿度が上がる時期には脂や汗が多く出やすいので、それらのニオイや酸化したニオイで、春から夏にかけての時期は変化を感じやすいと思います。
暖かい方がニオイが広がりやすく、雑菌も増えるので、これらの時期はよりニオイを感じやすくなるでしょう。いつもより犬の体臭が強く感じられるのであれば、何らかの変化・異常も考えられます。夏にかけての時期は耳や皮膚のトラブルが起きやすいので、気になったら受診してくださいね。
こういったニオイも犬の体調をみる材料になります。そのため、あまり香りのきついシャンプーでニオイを抑えすぎない方がよいですよ。嗅覚の優れた犬にとっても不快になるため、要注意です」
――ありがとうございました!
取材・文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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