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室内でも油断大敵! 犬を熱中症にさせないための心構え

条件が揃うと瞬く間に発症し、犬の命を脅かす熱中症。屋外だけでなく、屋内でも注意が必要です。
そこで今回は、室内で熱中症になりやすい環境や、留守番をさせるときに気を付けたいポイントなどを、獣医師の野矢雅彦先生に伺いました。

日当たりのいい部屋&換気が少ない部屋は熱中症リスク大!

ジャック・ラッセル・テリアのふうちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
日が差す窓際や日当たりがいい部屋は、日照の影響を受けやすく、室内でも温度が高くなりがちです。また、換気が少ない場所だと風通しが悪くなり、熱中症の危険度が高まる傾向も。
窓がある部屋で愛犬が過ごす場合は、室温や外の環境に注意してください。

浴室やベランダも危険?

ダックスフンドの禰豆子ちゃんたち♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
湿度が高い浴室は、換気が十分でないと熱中症になりやすい場所です。実際に、愛犬をシャンプーしたあと、被毛が乾くまで換気扇をつけ忘れた浴室内で20分ほど待機させていたら、熱中症になってしまった事例もあるのでご注意ください。

また、ベランダにエアコンの室外機が設置してあると、排出された熱い空気が溜まり、ベランダに出ていた犬が熱中症になることがあります。

留守番をさせるときは万全の備えを!

Mix(小型犬)の凪くん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬だけで留守番をさせるときは、「エアコンがついていれば大丈夫」と思いがちですが、ゲリラ豪雨や落雷などで停電し、停止してしまうおそれもあります。留守番時は、愛犬が過ごす部屋のドアを開けておき、いざ停電して部屋が暑くなったときに、愛犬が部屋より涼しい廊下などに移動できるようにしておきましょう。

また、熱中症予防に水は欠かせません。こぼしたり飲み干したりしたときのことを考えて、水入れは複数個用意しておきましょう。

なお、犬にとって快適な室温は26℃以下、湿度は50~60%が目安です。エアコン設定などの参考にしてくださいね。
犬の熱中症はあっという間に発症するうえ、完全に発症したらほぼ助かりません。室内だから大丈夫、エアコンが付いているから平気……などと思わず、夏場は常に室温や愛犬の様子を気にかけながら過ごすようにしましょう。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長)
参考/「いぬのきもち」2022年8月号『真夏の2大特集① 獣医師からの緊急メッセージ 熱中症から愛犬を守るための10のお願い』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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