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シニア犬が冬に気をつけたい病気は? 高齢犬の健康管理で気を付けること

シニア犬と暮らす飼い主さんは、寒さの厳しい季節を迎えて愛犬の寒さ対策を行っていますか?

高齢の犬たちは冬にどのような病気になりやすいのかを確認して、愛犬の健康管理に役立ていきましょう。

「シニア犬が冬に気をつけたい病気」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生が解説します。

『寒さ』はシニア犬にどんな影響を与える?

お散歩日和♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ーー冬の寒さはシニア犬の体にどのような影響を与えるのでしょうか?

原先生:
「シニア犬は体温調節機能や筋肉量が低下しているため寒さを感じやすく、体への負担が大きくなります。

また、寒さによるストレスは犬の免疫力の低下を招き、持病の悪化や体調を崩すきっかけになることもあります」

シニア犬が冬に気をつけたい病気

外遊び中、嬉しそうだね
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ではここからはシニア犬が冬に気をつけたい病気についてみていきましょう。

①泌尿器の病気

冬になるとシニア犬に泌尿器の病気が多くなるといわれますが、寒さで飲水量が減ったり、トイレを我慢することで排尿回数が減りやすいことなどが理由になる場合が多いです。

具体的な病気として「膀胱炎」や「尿石症」には注意が必要で、頻尿や血尿などの症状がみられることがあります。

②関節の病気

冬になるとシニア犬に関節の病気が多くなるといわれますが、寒さで血流が悪くなったり筋肉がこわばることで関節の痛みが出やすくなります。

特に「変形性関節症」などの持病があるコは注意が必要で、散歩を嫌がる、起き上がるのに時間がかかるといった様子がみられることがあります。

③循環器の病気

冬になるとシニア犬に循環器の病気が多くなるといわれるのは、暖かい室内と寒い屋外の気温差が心臓に大きな負担をかけるためです。

特に「僧帽弁閉鎖不全症」などの心疾患がある場合、咳が増えたり、呼吸が苦しそうになったりする症状が出ることがあるので注意してあげてください。

シニア犬の冬の体調・健康管理で気を付けること

ニコニコ笑顔♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア犬の冬の体調や健康管理では、室温・湿度の管理と水分補給をしっかり行うことが大切です。

また、愛犬に散歩や運動量の急な変化や食欲の低下がないかなど、日々の様子を細かく観察し、少しでも異変を感じたら早めに動物病院を受診しましょう。

シニア犬が寒い季節を快適に過ごすことができるように、愛犬の様子をよくみてあげることを心がけたいですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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