飼い主さんと愛犬の絆が深まると、精神的な充実感を感じることができ、愛犬の心の幸せにつながります。愛犬と絆を深めるためには、まず愛犬の性格を知ることから始めましょう。今回は、フレンドリータイプのコとの絆の深め方について、ドッグトレーナーの藤本聖香先生に解説していただきました。
愛犬と絆を深めるには?
人が誰かといい関係を築きたいと考えたとき、相手の性格に合わせた接し方を心がけるでしょう。それは犬に対しても同じです。犬にもさまざまな性格があるため、それぞれの性格に合った接し方をすることで、より早く確実に絆を深めることができます。
まずは愛犬の性格の確認から始めてみましょう。
愛犬はどのタイプ?「フレンドリータイプ」なのはこんなコ!
愛犬の性格は、下記のチェック項目に当てはまるものが多いですか?
- 新しいおもちゃでもすぐに遊ぶ
- はじめましての人や犬でも積極的に近づく
- さまざまな場面で興奮しやすい
- いつも元気で体力がある
- 飼い主さん以外の人にスキンシップを求めに行くことも多々ある
このチェック項目に当てはまるものが多い場合、愛犬は「フレンドリータイプ」かもしれません。
フレンドリータイプとの絆の深め方
楽しいことが大好きで好奇心旺盛なフレンドリータイプは、人好きで元気いっぱいな犬らしい性格です。
しかし、まわりへの興味が強すぎてしまう傾向があるため、飼い主さんの存在を忘れているのでは? なんてことも。
飼い主さんといっしょが楽しいと教えると、愛犬のほうから笑顔で飼い主さんをみるなど絆が深まるでしょう。
集中して遊ぶ時間をつくる
テレビを見ながらなど、片手間で愛犬と遊んでいても愛犬は満足しません。3分だけなど短い時間でいいので、愛犬と集中して遊ぶ時間を作りましょう。楽しさからさらに飼い主さんのことが大好きになりますよ。
指示はあえて小声で
「オスワリ」や「フセ」などの指示を小声で言ったり、ハンドシグナルを小さく出したりしてみてください。
いつもと違う指示に愛犬が「どうしたのだろう?」と、よく見たり聞いたりするようになり、飼い主さんに注目する習慣がつきます。
積極的に声がけやアイコンタクトを
性格上、ほかのものへの興味が強く、散歩中も引っ張ったりしがちなので、飼い主さんから積極的に話かけたり、アイコンタクトをとって笑いかけたりして飼い主さんに注目する時間を増やしましょう。飼い主さんを見て歩く方が楽しいと感じ、どんどん絆が深まりますよ。
愛犬の性格に寄り添った接し方を実践し、愛犬の心の幸せを保てるようにしましょう。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2023年11月号『愛犬の心を幸せにする!愛犬の性格別絆が深まる接し方』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。