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犬がだす「さみしさ」のサインとは?行動の変化を見逃さず、早めの対応を

孤独やさみしさを感じている犬が出すサインを、どれくらい知っていますか? 日常に起こりうる些細なさみしい時間も、長く続けば犬も孤独を感じることが。

「さみしさ」を感じている犬のサインと解決法を、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。愛犬のSOSを見逃さないようにしましょう。

犬がだす「さみしさ」のサイン

さみしそうな犬
Elayne Massaini/gettyimages
――孤独を感じてさみしい気持ちになると、犬はどんなサインを出しますか。

岡本先生:
「ウロウロする、落ち着きがなくなるなどの行動の変化があらわれます。また、物を破壊したり、排泄を失敗したり、飼い主さんの後を追ったり、鳴き続けたりするなどのふだんと違う行動をすることもあるでしょう」

どんなときに? 孤独を感じるシチュエーション

窓の外を眺めるラブラドールレトリバー
diane39/gettyimages
――犬が孤独を感じやすいシチュエーションを教えてください。

岡本先生:
「お留守番をしているときや、飼い主さんが多忙でコミュニケーションが不足しているときに孤独を感じる犬もいます」

放置してはダメ ”さみしさ”が及ぼす影響

ソファに座るビーグルの子犬
srugina/gettyimages
――「さみしい」サインを出している犬を放置すると、どんな影響があらわれますか。

岡本先生:
「元気がなくなり、食欲が落ちるなどの様子の変化があらわれます。また、嘔吐や下痢などの消化器症状が出ることもあるでしょう。いつもなら側に寄ってくるシチュエーションなのに寄ってこなくなるのも、さみしさからくる行動の変化です」

「さみしさ」のサインを感じたら  飼い主にできること

ロープのおもちゃで遊ぶ犬
vladans/gettyimages
――愛犬の「さみしい」サインを感じたときは、どのようなことをしてあげればいいのでしょうか。

岡本先生:
「留守番でさみしさを感じている場合は、お留守番の前に長めの散歩や遊びをして体力を発散させるといいでしょう。ただし、お留守番の直前直後にかまいすぎるのはNGです。留守番が強調され、かえって留守番への不安感が増します。
また、スキンシップが不足している場合は、多忙でもできるだけコミュニケーションの時間をとるようにしたいですね」
愛犬の心と体を守ってあげられるのは飼い主さんだけです。「さみしさ」のサインに気づいたら、放置しないですぐに対応してあげましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/小崎華
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年11月時点の情報です。
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