犬の体のコリやハリを解消するためには、かたくなった筋肉をほぐす効果が期待できる「ほぐしなで」がおすすめです。今回は、犬のほぐしなでのやり方や、なでる行為にまつわる疑問について、愛玩動物飼養管理士の坂井由起子先生に教えていただきました。
「ほぐしなで」とは
参考・写真/「いぬのきもち」2026年1月号『愛犬の心にも体にもすごくいいみたい!全身くまなく な~でなで』
犬も体がこったり、はったりします。とくに肩や首、胸、腰は、加齢とともに筋肉がかたくなりやすく、コリやハリが起きやすい部位です。
手のひらと指の腹全体を犬の体に密着させて、円を描くようにゆっくりなでると、かたくなった筋肉をほぐせます。皮膚とその下の筋肉を手で動かして、しわを寄せるイメージでなでましょう。
肩(肩甲骨まわり)のほぐしなでのやり方
参考・写真/「いぬのきもち」2026年1月号『愛犬の心にも体にもすごくいいみたい!全身くまなく な~でなで』
犬は飼い主さんを見上げたり、首輪をつけたりすることで、首や肩がとてもこりやすいです。前足のつけ根あたりに手を当てて、飼い主さんは深呼吸をしながら、ゆっくりぐるぐるとなでましょう。首~肩のコリ解消に役立ちます。
胸(ろっ骨まわり)のほぐしなでのやり方
参考・写真/「いぬのきもち」2026年1月号『愛犬の心にも体にもすごくいいみたい!全身くまなく な~でなで』
犬のろっ骨のまわりもじつははりやすい部位。とくにシニアになると、周辺の筋肉がかたくなって、呼吸がしづらくなることもあります。ゆっくり円を描くようになでることで、筋肉がゆるみ、呼吸もしやすくなります。
腰(骨盤まわり)のほぐしなでのやり方
参考・写真/「いぬのきもち」2026年1月号『愛犬の心にも体にもすごくいいみたい!全身くまなく な~でなで』
骨盤まわりは負荷がかかりやすく、筋肉もはりやすい部位です。腰の背骨周辺や太ももをぐるぐるとなでて、かたくなった筋肉をほぐしましょう。愛犬の姿勢は自由ですが、寝転がった状態だとなでやすいです。
こんなときはどうする? なでる行為にまつわる疑問Q&A
簡単そうに見えて奥が深い「愛犬をなでる」という行為。ここからは、なでる行為によくある疑問とその解決策についてご紹介します。
Q.なでる手を止めると「もっと!」とアピールされて、やめどきがわからない
A.飼い主さんの都合で切り上げて大丈夫
もっとなでて!とアピールされると、そのままなでるのを続けたほうがいいのか、止めてもいいのか迷うことがありますよね。その際、時間がないのなら飼い主さんの都合でやめてOK。それで関係がこじれることはありません。もちろん時間があるなら、なでてあげて大丈夫です。
Q.愛犬から「なでて」と要求されたときはなでないほうがいい?
A.なでてOK。ただし、人から誘ってなでる機会もつくって
愛犬のおねだりをそのまま聞くと要求グセがつくといわれていますが、時間があるのならなでてあげてOK。ただし、ふだんから飼い主さんがなでたいときに嫌がらずに受け入れているのなら、というのが条件。それができていないなら、愛犬が要求してもすぐになでず、オスワリなどの指示をして、そのごほうびとしてなでるようにしましょう。
飼い主さんの手だけで気軽に行える「ほぐしなで」。ふだんのお世話やスキンシップタイムのなかに取り入れて、愛犬の体のコリやハリを解消してあげましょう。
お話を伺った先生/坂井由起子先生(犬のボディケア・腱のケアを行う「DOG BODY CARE」主宰 愛玩動物飼養管理士 JKC愛犬飼養管理士 優良家庭犬普及協会GCT合格)
参考・写真/「いぬのきもち」2026年1月号『愛犬の心にも体にもすごくいいみたい!全身くまなく な~でなで』
文/宮下早希
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性がない場合もあります。