犬と暮らす
UP DATE
犬が留守番中にしがちな「イタズラ」「困りごと」を調査! トラブル回避法を獣医師が解説
【調査1】飼い主さんが留守にしてる間の「愛犬の行動」が気になる?
具体的に愛犬のどのような行動が気になるのか、飼い主さんたちから下記のような声が寄せられています。
吠えていないか、おとなしくしているか
- 「物音やチャイムで吠えまくってるのではないか心配になる」
- 「外の音に吠えたりしてないか。リラックスして過ごせているか」
- 「ビビリなのでインターホンや外の車の音などに驚いていないか」
- 「サークルの中でおとなしくしているのかな?と心配です」
イタズラや食糞をしていないか
- 「室内のものをかじる、食べる」
- 「誤飲しないか、イタズラしないか」
- 「イタズラをしてないか。退屈してないか」
- 「留守にしているときだけ食糞してしまうことがあるので気になります」
トイレの失敗をしていないか、オシッコやウンチを我慢していないか
- 「オシッコ、ウンチがちゃんとできてるか」
- 「最近、オシッコのお漏らしがあったりするので、トイレ大丈夫かなとか、我慢しすぎてないかなとかです」
- 「成長してきてケージが狭くなってきた。トイレトレーからはみ出て排泄することが増えたので、体が汚れてないか、食糞はしていないか気になる」
- 「不在時あちこちに粗相をするので、何のどのタイミングで粗相をするのか気になる」
体調を崩していないか、ストレスを感じていないか
- 「急に体調を崩して吐いたりしていないかが心配です」
- 「体が弱いので、発作を起こしていないか心配になります…」
- 「分離不安なので、ずっと扉の前に座って待っているみたいでストレスを感じていないか」
- 「体を掻きむしっていないかが気になります」
ほかにも、こんな声が
- 「出かける際はエアコンを使用しているが、急な天候不順なときなど停電になってエアコンが止まっていないか心配」
- 「まったく荒らされていないんです。ひとりで何をしていたんだろうか……と逆に心配になりました」
- 「ガウガウが激しい2頭の留守中の過ごし方が気になります」
【調査2】飼い主さんが留守にしている間に、愛犬がやっていて「驚いたこと」はある?
トイレにまつわるトラブルにヒヤッ!
- 「ケージの中がオシッコまみれになっていて、その上で愛犬が寝ていた」
- 「お留守番の時間が初めて4時間を超えたとき、トイレトレーニングほぼできてたのに、トイレトレーに毛布置いて、ベッドと自分がウンチまみれになって待ってた」
- 「子犬のころに一度あったことですが、帰宅したらプーンとニオイが。排泄したウンチの上を歩いてしまったようで、その足についたのがイヤだったのか体や足をこすってケージ内のシートやベッドにこすりつけて落とそうとした結果、ほぼ全身がフンまみれになっていて、部屋もニオイが……。急いでケージ内の掃除と愛犬をお風呂に入れて、キレイにしました」
- 「オムツをつけっぱなしだったので、オムツを外してこっぱみじんにしていた」
イタズラにびっくり
- 「座布団の角をカミカミして、カバーも中の布も穴があいて、綿が出ていた」
- 「壁紙を剥がして遊んでいた」
- 「1才前後のとき、部屋でフリーにして出かけたら、泥棒が入った以上に散らかっていました。家族の靴がリビングに転がっていたり、トイレシートがボロボロ散り散りになっていたり」
- 「テーブルの上にあったお菓子の箱をバラバラに食いちぎっていました」
- 「前のコだが、ティッシュケースからティッシュを全部出していた。届かないはずのシンクの上にあった生肉(牛、豚)を完食していたなどなど、枚挙に暇がない」
- 「クッションやおもちゃをばら撒いていた。かなり豪快に」
- 「FAXを受信したときに、印刷された紙をビリビリにして床に敷き詰めていたこと。それから、印刷されない設定に変えました」
ケージから脱走していることも
- 「ケージに入れたはずなのに、帰宅時に玄関にお迎えにきたとき。後日お留守番を録画してみたら、上手にケージをよじ登っている様子が見えました」
- 「雷が鳴ってパニックになり、柵を飛び越えて戻れなくなっていた」
- 「飼い主がポカンとして理解が追いつかないような、毎度毎度のありえない脱走。超えられるはずのない柵の外にいる。クレートを破壊して外に出ている。ハウスをよじ登り上から飛び降りて外にいる、などなど」
- 「ケージの中でお留守番しているが、その日は扉の閉めが甘く……。テーブルの上のティッシュにイタズラして、家中がボロボロに千切られたティッシュで散らかっていた」
こんな想定外のことも
- 「長時間留守にしていてもまったく排尿・排便せずに帰宅を待っている」
- 「帰宅するまでずっと扉の前で座って待っている」
- 「玄関のほうを向いて何時間もお座りしていた」
- 「いいコにおとなしくしており、物を壊したりせずお留守番していたことに驚いた」
【獣医師解説】愛犬を留守番させているときに起こりがちなトラブルの回避法とは?
ここからは、犬の留守番中に起こりがちなトラブル事例とその回避法について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
犬が留守番をしているときにしがちな困りごと、イタズラとは?
・破壊行動をする
・盗み食いや誤飲をしてしまう
・ケージから脱走する
・トイレの粗相をしてしまう
・逆にトイレを我慢してしまう
実際にあった誤飲によるトラブルでは、「愛犬が届かないような場所に置いていたはずのチョコレートを包装紙ごと盗み食いしていた」「ぬいぐるみやクッションなどの綿や破片を食べてしまっていた」などのケースが。
怪我の事例では、「愛犬が留守番中に部屋を荒らしていて落ちてきた食器などが割れ、その破片で足裏を怪我していた」といったケースもありました。
愛犬を留守番させているときに起こりがちなトラブルの回避法は?
たとえば、日頃から下記のようなことを実践してみるとよいでしょう。
・愛犬にとって安全な部屋やケージを用意し、留守番させる
・イタズラされて困るものは、愛犬が届く場所に置かない
・留守番させる前に、愛犬の排泄を済ませておく
・留守番の前に愛犬を散歩に連れていくなどして、エネルギーを発散させておく
・留守番の時間はできるだけ短くなるように予定を立てる
いぬのきもちWEB MAGAZINE『愛犬の留守番に関するアンケート01』
※アンケートは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年1月時点の情報です。
取材・文/柴田おまめ
UP DATE