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犬が「かまってほしくないとき」に見せるしぐさ そっとしておいてほしいの?

犬はさまざまな表情を見せてくれますが、ときには「ほうっておいて」「かまわないで」といった気持ちをあらわすこともあります。

そこで今回は、獣医師で英国APDT認定ペットドッグトレーナーの藤本聖香先生に、「かまってほしくないときに犬が見せる5つのしぐさ」について聞きました。

目や顔をそむける

トイ・プードルのハービーくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「かまわないで」「困った相手だなぁ」「あなたに興味がないです」

犬が体をこわばらせながら目をそむけているときは、相手に対して恐怖や不安を感じています。
また、顔や背中ごとそむける場合は、相手に興味がないという合図です。

前歯~犬歯を見せる

チワワのチオンちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「やめて」「触らないで」「近づかないで」「怒るよ」

上唇を上げて歯を見せるのは、「怒るよ」と伝えるためのパフォーマンスです。
先輩の犬が、後輩犬の行動を注意するためにしたり、お手入れを避けたくて見せたりすることもあります。

鼻の頭にシワを寄せる

柴の楽太郎くん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「それ以上近づいたら本気で噛みます」「本当に怒っています」

歯を見せるのが怒りのパフォーマンスだとしたら、鼻の頭にシワを寄せるのは、一触即発の本気の怒りをあらわすしぐさです。
このとき、耳は相手に向かって立っていることが多いでしょう。

しっぽが水平か水平より下向きでユラユラ振る

柴のそらちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「近づかないで」「不安だな」「緊張するな」

しっぽを水平か、水平より下でユラユラ振っているのは、相手に対して不安や警戒心をいだきながら様子を見ているときによく見られるしぐさです。
口は、緊張から閉じていたり、敵意がないことを示すために軽く開けていたりします。

股の間にしっぽを巻き込む

Mix小型犬のチョコちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「怖い!」「不安……」「嫌だ!」「来ないで」

しっぽを股の間に巻き込むしぐさは、強い不安や恐怖のあらわれです。
これは、相手にしっぽを取られないように隠したり、体を小さく見せて敵意がないことを示したりという意味があります。
愛犬が拒絶するようなしぐさを見せたときは、愛犬の気持ちや状況を見極めて、無理にかまわないようにしてあげましょう。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(獣医師 英国APDT認定ペットドッグトレーナー Canine Relationz主宰)
参考/「いぬのきもち」2020年6月号『360度いぬのこと大調査!第3章 早見表にしました!きもちがわかる!いぬのしぐさ35』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※ここで挙げているのは、犬のしぐさと気持ちの一部です。そのため、犬の性格やそのときの状況などによってはここで紹介しているものとは違う感情をいだくこともあります。
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