犬と暮らす
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子どもに向かって「ご飯だよー」と呼ぶとちゃっかりやってくる犬、このときの気持ちは?獣医師が解説

いぬのきもち獣医師相談室

飼い主さんがお子さんたちに向かって「ご飯だよー」と呼びかけたところ、すいちゃんがやってきたのだとか。しかも、すいちゃんは自らイスの上にのってオスワリをしていたというのです。

「ふだんはイスに座らないのですが、子どもたちに『ご飯だよー』と呼びかけたら、何を思ったのか、もそもそとイスに座り始めました。大きな体で器用に登ってオスワリしましたが、写真でわかるようにイスの幅がギリギリでした(笑)」
それにしても、すいちゃんはなぜ、お子さんたちへの呼びかけに応じたのでしょうか? このときの詳しいお話を飼い主さんにお聞きしました。
なぜイスの上に? すいちゃんの行動の理由

飼い主さん:
「いつも家族が夜ご飯を食べるときに一緒にゴハンを食べているので、『ついに同じテーブルでゴハンが食べたくなったのかな~』と思いました」
そんなすいちゃんの行動は多くの人の関心を呼ぶことに。飼い主さんの元には、「お子ちゃまですからね」や「ボクもゴハンかワン?」などのコメントが寄せられて、ほっこりとした空気に包まれたのでした。
【獣医師解説】子どもへの呼びかけに反応する犬の行動の意味

――飼い主さんがお子さんにご飯の呼びかけをすると、すいちゃんはその呼びかけに応じるようにイスに座ったそうです。すいちゃんのこの行動には、どのような意味が込められていると考えられますか?
白山先生:
「もともと、すいちゃんはご家族と同じタイミングでご飯を食べているということですので、お子さんへのご飯の呼びかけが、すいちゃんにとっても“ゴハンの合図”になっているのかもしれませんね。
ただ、しっかりイスに座って待つ姿からは、飼い主さんのおっしゃるように、すいちゃんも『家族の一員である』と感じている様子もうかがえます。
ちなみに、人なつっこい犬やおおらかな犬、ムードメーカーな犬がこういった行動をとりやすいといえるでしょう」
取材・文/長谷部サチ
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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