犬と暮らす
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犬の軟便・下痢・粘膜便・臭い便の原因と対処法 犬の困ったうんちの対応は?
では、犬が『軟便(ゆるい)』『下痢』『粘液便(ゼリー状の膜)』『臭い便』の4種類のうんちをするときはどのように対応すればよいのでしょうか。
「犬の困ったうんちの原因と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の軟便の原因と対処法
犬の軟便の原因には、散歩などの運動をして腸の運動が活発になったとき、興奮や緊張時、消化不良や大腸炎を起こしたときなどが挙げられます。また、軟便が続くときは感染性の大腸炎や食事のアレルギー、抗菌剤反応性腸炎や炎症性腸疾患などが考えられます。
軟便が続く場合は食事の量を一時的に半分ほどに減らしてお腹を休めます。
愛犬の元気・食欲が落ちる、元気・食欲があっても何日も軟便が続く、排泄の頻度が増える、便の水分量がどんどん増してくる場合は動物病院を受診したほうがよいです。
犬の下痢の原因と対処法
犬が下痢をする場合、食事量を一旦減らす(数日)、食事を1回抜いてお腹を休める、整腸剤のサプリメントを飲ませるなどの対応をし、下痢の頻度が増していく、血液が混じる、元気もしくは食欲が落ちる場合は動物病院の受診が推奨されます。
犬の粘液便の原因と対処法
腸の粘液は生理的に少量ずつ出ていて、腸に炎症が起こると粘液の分泌が過剰になりますが、続かず増えなければ生理的な範囲です。また、粘液便はストレスや環境の変化、寒暖差や運動時にもみられることがあります。
犬が粘液便をする場合、元気・食欲が落ちている、元気・食欲があっても何日も粘液便が続く、鮮血がみられる、便がどんどんゆるくなるときは動物病院の受診が推奨されます。
犬のうんちが臭くなる原因と対処法
うんちのニオイの変化だけでなく、下痢になる、元気もしくは食欲が落ちる場合は動物病院の受診が推奨されます。
犬のうんちは健康のバロメーターともいわれています。愛犬のうんちの状態をチェックする習慣を心がけたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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