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夏に注意すべき犬の3つの皮膚病とは? 症状と治療法を獣医師に聞いた
今回は、「夏に注意すべき3つの犬の皮膚病」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
夏に注意すべき犬の皮膚病①膿皮症
湿度が上がったり犬の体が雨に濡れることで常在菌が繁殖しやすくなり、アトピーを持っていたり、皮膚がカサつきやすいコやベタつきやすいコがなりやすい傾向があります。
膿皮症の治療は薬用シャンプーの使用、抗生剤の内服、消毒などが行われます。
夏に注意すべき犬の皮膚病②マラセチア皮膚炎
マラセチアは皮脂を栄養源とするので、皮脂の多い場所や皮膚のバリア機能が落ちた場所で増殖しやすく、皮膚に炎症や赤み、痒みを引き起こします。
マラセチア皮膚炎の治療は抗真菌シャンプーによる定期的な薬浴、消毒、抗真菌薬の内服などが行われます。
夏に注意すべき犬の皮膚病③外耳炎
湿度の高い季節は細菌やマラセチアが増えやすくなる傾向があり、外耳に炎症を起こし、耳垢の増加や赤み、痒みを引き起こします。
外耳炎の治療は耳道洗浄、点耳薬、抗生剤やステロイド剤の内服などが行われます。
愛犬の皮膚病対策としてできること
岡本先生:
「犬の皮膚病対策として、愛犬の皮膚をこまめに触って確かめたり、夏場はシャンプーの頻度を増やすなどのお手入れをしてあげるとよいでしょう」
愛犬の皮膚に異変を感じたらそのままにせず、できるだけ早くケアをしてあげたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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