犬と暮らす
UP DATE
犬にエリザベスカラーを使用する際の注意点を獣医師に聞いた
「犬にエリザベスカラーを使用する際の注意点」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
犬にエリザベスカラーをつけるのはどんなとき?
なかには「かわいそう」と外してしまわれる飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、エリザベスカラーの装着にはしっかりとした理由があります。
たとえば、
- ケガをした際に傷口やガーゼ・包帯などの巻物をなめてほしくないとき
- 手術の後に傷口を舐めたり自己抜糸(犬が糸を噛んで取ってしまうこと)をしてほしくないとき
- 皮膚病の治療中で皮膚をなめてほしくないとき
- 目や耳の治療中で顔を掻かないでほしいとき
このようなときに、傷や患部を悪化させないためにエリザベスカラーを装着させることで、治療をしっかりと行うことができるのです。
犬のエリザベスカラーの選び方
ただし、症状やそのコの性格によってもメリット・デメリットが変わるため、担当の獣医師とよく相談されるとよいでしょう。
愛犬がエリザベスカラーをつけている間のお手入れやお世話の方法
また、長期的にエリザベスカラーの装着が必要な場合は、エリザベスカラー自体も汚れが目立ってくるので、交換できるようにもう1つ用意しておくとよいですね。
エリザベスカラーを装着していると犬自身が外陰部やお尻周りのお手入れをすることができないので、汚れる場合は拭いてあげてください。
日常の生活では、食事や水が飲み込みにくくなるので器を底上げしてあげることや生活の動線ではエリザベスカラーが家具などになるべく引っかからないようにしてあげるとよいでしょう。
愛犬にエリザベスカラーが必要なときの参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE