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ビション・フリーゼってどんな犬? 性格の傾向や心配な病気について【専門家解説】

中世ヨーロッパの貴婦人たちの間で、“白い抱き犬”として人気が広まったとされるビション・フリーゼ。名前のビションは「小さい」、フリーゼは「縮れ毛」という意味をもち、頭部にボリューム感をもたせて球状にする独特のカットスタイルは「パウダー・パフ」と呼ばれているんですよ。

今回は、そんなビション・フリーゼの特徴や性格の傾向、注意したい病気についてご紹介します。

ビション・フリーゼってどんな犬?

ビション・フリーゼのれおちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
フランスやベルギーを原産国とするビション・フリーゼは、綿毛のようにふわふわとした純白の被毛が印象的な犬種です。瞳や鼻は黒く、白い被毛とのコントラストは、見る人に愛らしい印象を与えるでしょう。

体のバランスはやや胴長短足体型とされ、成犬時の標準サイズは、体高(※)30cm以下、体重6kg前後。小型の愛玩犬のなかでは骨量・筋肉量ともに比較的豊富です。運動が大好きな犬種なので、朝夕15分程度の散歩をするとよいでしょう。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

ビション・フリーゼの性格の傾向

ビション・フリーゼのあわちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ビション・フリーゼは陽気で明るい性格とされています。フレンドリーな犬が多いので、初めて会う人やほかの犬ともすぐに仲よくなれるでしょう。

また、素直な犬種といわれているので、トレーニングもしやすく飲み込みも早いほうですが、自分が中心でなければ気が済まないなど、わがままな面が出ることもあるので要注意。コミュニケーションを取るときは、犬からの要求に応えるのではなく、飼い主さん主導で行うようにしてください。

ビション・フリーゼが注意したい病気

ビション・フリーゼのラテちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ビション・フリーゼがとくに気をつけたい病気のひとつに、「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」などの関節トラブルがあります。滑りやすいフローリングの床を日常的に走り回っていると、関節に大きな負担がかかり、発症リスクが高まるので注意しましょう。

また、豊かな被毛をもつビション・フリーゼは皮膚が蒸れやすいので、「皮膚病」にかかってしまうことも。そのほか、小型犬がなりやすいとされる「歯周病」や、突然けいれんを起こす脳の疾患「てんかん」にも注意が必要です。
今回ご紹介したビション・フリーゼは、純白の長い被毛が魅力の犬種ですから、毎日やさしくブラッシングをして美しい状態を維持してあげることが大切です。また、目や口のまわりは汚れやすいので、こまめに拭いて清潔を保ちましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『ビション・フリーゼの特徴・性格 最新価格と飼い方|いぬのきもち 犬図鑑』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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