犬と暮らす
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犬は嫉妬するの?からかう気持ちはあるの? 犬にある気持ちとは
「同居犬のなかで必ず目立つポジションに来る“末っこ”。犬に勝りたいと思う気持ちはある?」
犬に競争心があっても遊びのなかぐらいです。結果的に勝敗がつくことはあったとしても、勝ちたいと思ってしていることはないでしょう。同居犬よりアピールが強いため、結果的にそのように見えるのでしょう。
「特定のオスに対してうっとりした目で見つめます。犬に恋する気持ちはある?」
犬に恋心があるのかはわかっていません。ただ、繁殖行動をする際には、異性なら誰でもいいというわけではなく、犬同士の「相性」はあるようです。「仲よくしたい」という気持ちがあるかもしれませんが、恋心とまではいいきれないでしょう。目を細めて、まばたきをするしぐさが見られれば、友好のサインです。注目してみて!
「ほかの犬たちが仲よくしているのを遠くからよく眺めています。犬に羨望の気持ちはある?」
犬には、人のように他者を妬む気持ちはありませんが、「いいな」とうらやましく思うことはあるでしょう。このケースの場合、警戒して見ている可能性もありますが、うらやましいのに近づかないのは性格がビビリなのかも?
「散歩中にほかの犬が近寄ってくると、あからさまにニオイかぎに集中します。犬に知らんぷりしたい気持ちはある?」
知らんぷりといっても、意地悪なものではなく、ほかの犬に対して「敵意がない(争いを避けたい)」気持ちを表すためにすることがあります。じつは緊張していて、必死に相手を見ないようにしているのでは。
「仲よしの同居猫に急に吠えて追いかけることがあります。犬にからかう気持ちはある?」
犬は、他者を困らせたり怒らせたりすることはありますが、わざと企てて、おもしろがろうとは考えないでしょう。猫が予期せぬ突拍子もない行動をしたことなどで興奮したのかもしれません。
参考/「いぬのきもち」2024年1月号『この気持ち、犬にもある? ない?』
イラスト/二階堂ちはる
文/いぬのきもち編集室
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