水の入ったボウルを前足でバシャバシャ！豪快な行動に隠された心理とは？獣医師が解説

水を見ると、イタズラ心がつい出てしまう？

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@mugi_nikkiさんの愛犬・むぎちゃん（2024年12月取材時、生後9カ月／ウェルシュ・コーギー・ペンブローク）。

飼い主さんが投稿した動画には、当時生後5カ月のむぎちゃんが「水の入ったボウルを前足でバシャバシャと掘る様子」が映っていました。

初めはチョイチョイと掻く程度だったのですが、気がつくと……

飼い主さんも思わず「やめてー！」

両足をボウルに入れて力強く、掻く、掻く、掘る、掘る！

むぎちゃんがバシャバシャとするせいで辺りに水が飛び散り、飼い主さんは思わず「むぎちゃんやめてー！」と笑いながらも困惑している様子でした。こうなったらもう、笑うしかない？

飼い主さんによれば、むぎちゃんのこうした行動は日常的とのことで、水を与えると数分後には常に辺りがびしょ濡れになるのだそう。

飼い主さんにとっては見慣れた光景のため、このときも「まーたやってる。それ、何が楽しいの？　やめてー！」と思ったといいます。

バシャバシャ…😇😇😇
このイタズラ調べたらコーギーの記事めっちゃ出てきたんですが、コーギーあるあるですが…？🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️#コーギー #コーギーのいる暮らし #corgi pic.twitter.com/A7GrkWy2Sn
— コーギーのむぎっぺ (@mugi_nikki) August 10, 2024

水をチョイチョイするようになったきっかけは？

普段のむぎちゃんはケージに取り付けるタイプの給水器で水を飲んでいるそうですが、「がっつりと飲めるように」と置き型タイプのボウルも置いてみたことが、イタズラのきっかけだったそう。一発目からダイナミックな水遊びだったようです。

現在はトイレシーツの上に水飲みボウルを置いて、いつでも濡れてもいいようにしているとのことです。

水をチョイチョイするむぎちゃんの行動の理由について、飼い主さんは「『かまってかまって〜』という気持ちが強いのではないか」と推測しています。

飼い主さん：
「かまってほしい、何か意見を言いたいときにこの行動をするので、ボディランゲージのひとつとして見守ってます。むぎちゃんは表情豊かでさまざまな感情を表に出しますが、行動が一番わかりやすいですね！」

【獣医師解説】水の入ったボウルを前足でバシャバシャと掘る犬の心理

むぎちゃんは水の入ったボウルを前足でバシャバシャと掘り始め、両足で力強く掻きだす様子を見せていました。この光景からは、どのようなことがわかるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

岡本先生：
「今回のむぎちゃんの様子からは、前足で水を触ってみたら楽しくて、だんだんヒートアップしていっている様子がうかがえます。

むぎちゃんのように水飲みボウルの中の水で遊びたがる犬というのは、水が怖くなくて好奇心旺盛なコに多く見られる傾向があるでしょう」

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@mugi_nikkiさんの愛犬・むぎちゃん。この写真は、生後2カ月のむぎちゃんが飼い主の家に来て4、5日目というタイミングで撮影したそう。完全無防備な姿で眠っていますが、その場所はトイレの上！　むぎちゃんはトイレの上で寝るのが好きなようで、飼い主さんはその姿をたびたび目撃しているのだとか。記録として写真に残していることも多く、トイレで寝るむぎちゃんの写真を比較すると成長の様子もよくわかるんです。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
写真提供・取材協力／@mugi_nikkiさん／X（旧Twitter）
取材・文・構成／雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。