洗濯物の上でクルクル回って座り込む柴犬、一体なぜ？　“あるあるな行動”から読み取れる心理｜獣医師解説

柴犬が見せた「あるあるな行動」に反響が！

紹介するのは、Instagramユーザー@bunstagramdesuさんが「なぜそこに…そこはお布団じゃありません」と投稿していた、こちらの動画。洗濯物の上に乗っている愛犬・文太くん（撮影時8才／柴犬／愛称：ぶんやん）が映っています。

飼い主さんに話を聞くと、洗濯物を畳んでいると文太くんがスッと近くに寄ってきて、タオルの上でクルクルと回り始めたのだとか。

家事をする飼い主さんのことを、可愛く邪魔していた文太くん。この直後に「やっぱり」な行動を見せて、飼い主さんをクスッとさせたそうです。

文太くんは飼い主さんに寄り添うようにして、洗濯物の上にストンと腰を下ろしてしまうのでした（笑）　

まるで布団の上でくつろぐかのような行動を見せた文太くんについて、飼い主さんは次のように話しています。

飼い主さん：
「ぶんやんがストンと腰を下ろす前は、大体その周りをクルクル回るんです。なので、このときも『次はストンが来るぞ！』と予想ができてしまい、飼い主は必死に笑いを堪えていました。

ストンと座った瞬間は、我慢しきれずに吹き出してしまいましたね（笑）」

冬は洗濯物の上でくつろぎがち？

洗濯物の上に乗る文太くん。 — 別の日の文太くん。「乾燥したての服たちが乗っ取られた」と飼い主さん。

飼い主さんによると、文太くんは昔からよくクッションや床に落ちているおもちゃに肘をかけてくつろぐなど、何かに乗っていることが多いそう。そんな文太くんは、「気がついたら洗濯物の上にも乗るようになっていた」といいます。

とくに冬は洗濯物の上でくつろぐ頻度が多いといい、こんなエピソードも。

飼い主さん：
「冬の時期は洗濯物を乾燥機にかけることが多いので、あたたかくて気持ちいいのかもしれません。

お気に入りはやはり洗い立てのタオルのようですが、洗濯前の靴下や下着などを洗濯カゴから盗んでいくこともあります。以前、主人の靴下を“肘置き”にしていたときは、思わず笑ってしまいました（笑）」

冒頭で紹介した動画を見たInstagramユーザーからは、「うちの子も同じように洗濯物に座り込みます」「昔飼ってたウチの犬もそうでした。なんなら読もうと広げた新聞の上でも…」「素晴らしいポジショニングです」「自分のために敷いてくれたとおもったんだよねぇ」「くるくる回り始めたのでまさかトイレ？とヒヤヒヤしました」などのコメントが寄せられていました。

反響を呼んだことについて、飼い主さんはこうコメントしています。

飼い主さん：
「みんな飼い主さんの匂いや、ふかふかのタオルが好きなんですね。『うちのコも同じ！』とコメントしている方が多く、『どこのお宅も一緒なんだなぁ』と微笑ましく思いました」

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柴犬ぶんやん (Shibainu Bunyan)(@bunstagramdesu)がシェアした投稿

【獣医師解説】洗濯物の上でクルクル回って座り込む犬の心理

飼い主さんが洗濯物を畳んでいたら、スッと近くに寄ってきた文太くん。タオルの上でクルクルと回り始め、ストンと腰を下ろしたそうです。

犬のこの行動からは、どのようなことがわかるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に聞きました。

原先生：
「文太くんは、飼い主さんの近くの安心できる場所でリラックスしたいと考えていた可能性があります。ちょうど洗濯物があり、匂いを確かめたり心地よい場所を整えようとして、クルクル回ったのかもしれませんね。

洗濯物に乗るのが好きな犬は、飼い主さんの匂いに強く安心感を覚える傾向があると考えられます。また、洗濯物のように柔らかい場所を好む犬にもよく見られる行動でしょう」

（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・原駿太朗先生）
写真提供・取材協力／@bunstagramdesuさん／Instagram
取材・文／雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。