犬との生活に欠かせない犬用グッズ選びを失敗した結果、後悔してしまった「いぬのきもち」読者の体験談をご紹介するとともに、後悔しないグッズ選びの心得を指南します。愛玩動物看護師、ペット共生住宅管理士など、ペットに関する多数の資格を持つ岡田敏宏先生に聞きました。
いつものトイレシーツをやめたら、トイレでない場所でするようになって後悔
使い捨てのトイレシーツをやめ、同居のシニア犬のために滑りにくい布製のトイレシーツに。ところが、布製だとオシッコが吸収されずに横に広がり、足が濡れるのが嫌だったようです。愛犬は布製のラグや敷物をキレイなトイレと勘違いしたのか、そそうしたことも。(大阪府 T.N.さん)
いつものドッグベッドをやめたら、トイレトレーの上で寝るようになり後悔
シニアの愛犬がもっとくつろげるようにと、いつものドッグベッドをやめてビーズクッションに。でも寝てくれたのは1日目だけ。2日目以降はトイレトレーの上で寝る始末……。すぐに元のドッグベッドに戻しました。(埼玉県 H.M.さん)
イラスト/藤井昌子
愛犬のためにと普段使っているグッズを替えて後悔してしまった飼い主さんも多いよう。せっかく選ぶなら後悔しないように、グッズ選びの心得を岡田先生に聞きました。
健康のための必需品や暮らしやすくするグッズはやめたくないですね
愛犬との暮らしのなかで、手放せないほど使い勝手のいいグッズもあるはず。そんなグッズはやめないで使い続けていきたいですね。でも、「あえて替え、使用感の差を感じることで、よりいいものと出会えたり、既存のものが一番だとわかるきっかけにもなりますよ」と岡田先生。
グッズ選びの心得1:求める機能をあきらめない
飼い主さんが求める機能(トイレシーツの吸収力、歯石がつきにくいなどドッグフードの付加価値)は、あきらめないほうがいいです。コスト面からあきらめるとタイパが悪くなり非効率的になりがちに。
イラスト/藤井昌子
グッズ選びの心得2:ドッグイベントなどでプロに相談してみる
ドッグイベントでは、出店しているメーカーの担当者から説明を聞けたり、製品の実演を見ることができたりします。メーカーの方の説明に納得して買うと、後悔することは少ないようです。
グッズ選びの心得3:ほかのアイテムを加えて機能性を高める
たとえば、薄手のトイレシーツをメッシュつきトイレトレー(シーツとメッシュの間に空間があるもの)と併用したり、洗浄力が落ちるシャンプー剤はクレンジング剤を併用するなど、工夫次第で上手に使えます。
いつものグッズをやめるときは少しずつ慣れさせて
長年使い慣れたグッズが急に変われば、戸惑うものです。既存のものも置きつつ、新しいものも置いて慣れさせるなど、慣れさせ方を工夫してみて。フードボウルを替えるときは、スペシャルなおやつを入れて慣れさせてみても。また、多頭飼いでは、それぞれの好みに合わせて取りそろえることもポイントです。
イラスト/藤井昌子
物によっては決して安くないだけに、後悔したくない犬用グッズ選び。選ぶ際や替えるときはアドバイスもぜひ参考にしてみてくださいね。
お話を伺った先生/しつけ教室「Pet Life Consulting シンビオーシス」代表 岡田敏宏先生
参考/「いぬのきもち」2026年1月号『みんなのやめて後悔したもの』
イラスト/藤井昌子
文/伊藤亜希子