愛犬と目が合ったと思った瞬間、ふっと視線をそらされた経験はありませんか?名前を呼んだときや、なでようとしたときに目を合わせず横を向く様子を見ると、「もしかして嫌がっているのかな」と気になる飼い主さんもいるでしょう。犬が視線を外すしぐさには、どのような気持ちが込められているのでしょうか。
今回は、犬が目をそらすときの理由や注意したいサインなどについて、いぬのきもち獣医師相談室の原先生に伺いました。
落ち着こうとしているサイン
犬が目をそらす行動は、落ち着こうとするサインのひとつと考えられています。犬同士のコミュニケーションでは、じっと見つめ合うことが緊張を生む場合があるため、視線を外すことで穏やかな関係を保とうとする傾向があります。そのため、飼い主さんと目が合ったときに視線をそらすのは、安心した関係の中で見られる自然なしぐさである場合もあります。
必ずしも嫌がっているとは限らない点を知っておくとよいでしょう。
緊張や戸惑いを感じていることも
一方で、環境や状況によっては、少し緊張しているときに視線を外すこともあるといわれています。例えば、急に近づかれたときや、叱られたあとなどに見られることがあります。こうした場面では、犬が自分を落ち着かせようとしている可能性も考えられます。
視線だけでなく、体を少しそらす、あくびをするなどの行動が一緒に見られることもあるようです。
心配しなくてよい場合と注意したい様子
普段どおり元気で、遊びや食事にも問題がない場合は、視線を外す行動は特に心配のないことが多いと考えられています。ただし、次のような様子が続くときには少し注意して観察してみましょう。
① 触ろうとすると必ず顔をそらす
② 飼い主さんとの接触を避けるようになる
③ 元気や食欲も落ちている
こうした変化が見られる場合には、体調や気分の変化が関係している可能性もあります。
飼い主さんができる接し方
愛犬が視線を外したときには、無理に目を合わせようとせず、そのまま落ち着いた距離を保つことが大切です。やさしい声で話しかけたり、ゆっくり近づいたりすることで、犬も安心しやすくなると考えられています。また、日頃から穏やかな関わり方を続けることで、愛犬はより安心して過ごせるようになるでしょう。
犬が目をそらすしぐさは、必ずしも拒否の意味とは限らないようです。行動の背景を理解し、愛犬とのコミュニケーションを深めていきたいですね。
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
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