高温多湿となる夏場は、愛犬に皮膚トラブルが起きやすい時季。脂汚れをしっかり落とすためには、いつものシャンプーに“クレンジング”をプラスすることがポイント。今回は夏場のシャンプー時に取り入れたいクレンジングの方法について、トリマーの芝田早苗先生に教えていただきました。
※今回ご紹介するシャンプー法は、皮膚が健康な犬を想定しています。愛犬の皮膚に問題がある場合は、動物病院で獣医師に相談してください。
クレンジングに重点を置いたシャンプーがカギ
脂が出やすい部位はとくに汚れやすく、高温多湿となる時季には、雑菌が繁殖して皮膚トラブルの原因となることも。ふだんのシャンプーにクレンジングを取り入れ、脂汚れをしっかり落としておくことが、愛犬の正常な新陳代謝を守るベースとなります。
しっかり泡立てるのが基本!
クレンジングシャンプーであっても通常のシャンプーであっても、“泡で洗う”ことが基本です。しっかり泡立てるために、桶とスポンジを準備しておきましょう。
クレンジングを取り入れたシャンプーの手順
クレンジングの工程は、いつものシャンプーの最初に取り入れて。頻度は月に1回が目安です。それでは、詳しい手順をご紹介していきます。
(1)皮脂がたまりやすい部分を重点的にクレンジング
参考・写真/「ねこのきもち」2026年6月号『夏本番前の2大ケアが愛犬と飼い主さんを救う! 差がつくプレサマーケア』
耳の裏、指の間、わき、陰部まわりなど、皮脂で汚れやすい部分を重点的に。手で洗っても、泡立ての際のスポンジを使ってもOKです。クレンジングシャンプー剤は刺激が強いので、犬の目に入らないよう注意しましょう。
なお、クレンジング剤がないときは、ふだんのシャンプー剤で代用してもOK。どちらを使う場合も、しっかりと泡立ててから洗いましょう。
(2) いつものシャンプーにラバーブラシを用いても
参考・写真/「ねこのきもち」2026年6月号『夏本番前の2大ケアが愛犬と飼い主さんを救う! 差がつくプレサマーケア』
(1)の泡を流したら、いつものシャンプーにラバーブラシを用いても。シャンプーは毛がよく抜けるので、短毛種は換毛の促進や抜け毛除去のためにラバーブラシを使ってもOKです。
(3)しっかりと洗い流す
参考・写真/「ねこのきもち」2026年6月号『夏本番前の2大ケアが愛犬と飼い主さんを救う! 差がつくプレサマーケア』
体の高い位置から流していきます。シャンプー剤が残りやすい体の下部は、手のひらにお湯をためるようにして、チャプチャプさせながらしっかりゆすぎましょう。
(4)よく乾かして完了!
参考・写真/「ねこのきもち」2026年6月号『夏本番前の2大ケアが愛犬と飼い主さんを救う! 差がつくプレサマーケア』
一本一本の毛がサラサラになるまで、根元からしっかりと乾かして。湿った状態は毛のもつれや皮膚炎の原因になることがあります。また、くれぐれもドライヤーの熱には注意しましょう。
クレンジングを取り入れることで、皮脂の代謝が整い、皮膚トラブルの予防につながります。いつものシャンプーにプラスワンでできるので、ぜひ実践してみてくださいね。
お話を伺った先生/芝田早苗先生(JKC公認トリマー ハンドラー 単犬種審査員 東京愛犬専門学校教頭)
参考・写真/「いぬのきもち」2026年6月号『夏本番前の2大ケアが愛犬と飼い主さんを救う! 差がつくプレサマーケア』
文/柏田ゆき
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。