犬といっしょに暮らしていると、この行動にはどんな意味があるんだろう?と気になることってありますよね。今回は、数ある気になる犬の行動の中から「前足“ちょいちょい”」と「ウンチのときにみつめてくる」理由についてご紹介します!
犬が前足を“ちょいちょい”する理由とは?
リビングでテレビを見てるときなど、ふいに愛犬から“ちょいちょい”と前足で、手や足をタッチされたことはありませんか?これにはどのような意味がるのでしょうか。
かまって欲しい
犬は「かまって欲しい」という気持ちから、前足で飼い主さんの体を“ちょいちょい”とタッチすることがあるそうです。過去に、愛犬から“ちょいちょい”されたときに、「どうしたの?」と話しかけたり、かまってあげたりしたことがあるなら、それがきっかけでしょう。
これは、犬が「“ちょいちょい”すると、飼い主さんが相手をしてくれるんだ!」と覚え、習慣化したのだと考えられます。飼い主さんに甘えたい気持ちの表れかもしれませんね。
「敵意はありませんよ」という意味も
ちなみに、ほかの犬に対して“ちょいちょい”するときは、「敵意はありませんよ」という気持ちの表れだといわれています。子犬は母犬に対して“ちょいちょい”することがありますが、これには「敵意はありませんよ、あなたより弱い存在ですよ(だからよろしくね♡)」という意味が込められているのだそうです。
犬同士の交流を円滑にする一種のカーミングシグナルともいえそうですね。
ウンチをするときに見つめてくる理由とは?
愛犬がウンチをするときなぜかじーっと見つめてくる……そんな経験をした飼い主さんも多いでしょう。実はこれにも理由があったのです。
守って欲しい
犬にとってウンチをしている最中は、とても無防備な状態です。もし何か起こっても、臨戦態勢が整っていないため、すぐには動けませんよね。そのため、飼い主さんに「何かあったらよろしくね!」と、目で合図を送っている可能性があるといわれています。
トイレトレーニングの名残
子犬のときのトイレトレーニングのクセが残っているケースも考えられます。トイレトレーニングの最中は、「ここでウンチをしてもいいの?」と飼い主さんを見つめて、確認する犬が多いでしょう。この習慣が成犬になっても抜けないと、犬はウンチをしているときについつい飼い主さんを見つめてしまうのだそうです。
ちょっと気になる行動も、その理由を知ればもっと絆が深まる
言葉で気持ちを伝えることのできない犬は、さまざまな行動やしぐさで飼い主さんに気持ちを伝えてくれています。犬の行動に込められた理由を知ることは、愛犬との信頼関係を深めるのにも役立つで、ぜひ参考にしてみてくださいね!
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【知ってる?】前足で「ちょいちょい」するのはなぜ?』(監修:Can ! Do ! Pet Dog School 代表 西川文二先生)
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『犬がウンチの前に「くるくる」する&最中に見つめてくる理由とは?』
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。