犬と暮らす
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愛犬のしつけがうまくいかない……こんな「NG行動」が原因かも?
愛犬のしつけがどうもうまくいかない……。もしかしたら、無意識のうちに「NG行動」をとっているのかもしれません。
ここでは、しつけがうまくいかない飼い主さんがやってしまいがちな「NG行動」をご紹介。専門家のアドバイスもご紹介するので、参考にしてみてくださいね!
愛犬の機嫌をとって散歩に連れて行く

愛犬の機嫌をとるため、おねだりされたタイミングで散歩に連れて行っていませんか?
機嫌をとれるうちはまだよいのですが、台風で外出できないなど、おねだりを聞いてあげられない状況になると、犬は激しく吠えたてるなどの問題行動を起こすことが。
また、このような状態が習慣化すると、飼い主さんの都合なんておかまいなしの、制御不能な“ワガママ犬”になってしまうケースもあるので注意が必要です。
機嫌をとっても犬はイイコにならないので、飼い主さんのペースにあわせて行動できるように育ててあげましょう。
散歩は飼い主さんの都合にあわせて
毎日決まった時間に散歩に行っていると、犬は「○時になったら散歩に行ける!」と覚え、おねだりするようになることがあります。
そこで、散歩は飼い主さんの都合にあわせて、毎日ばらばらの時間に連れて行くようにしましょう。そうすることで、犬は「散歩の時間は飼い主さん次第」と学習してくれるはずです。愛犬が眠そうにしていても、気兼ねなく誘ってOKですよ!
トイレの失敗を叱ってしまう

愛犬が粗相をしたときに叱っていませんか?
粗相したときに叱られると、犬は「排泄行為自体を叱られた」と勘違いし、飼い主さんから離れた場所で、隠れて排泄するようになることがあります。
言葉が通じない犬には、飼い主さんが怒っている雰囲気は伝わっても、なぜ叱られたのかまでは正しく伝わらないケースがほとんどです。叱ると失敗が悪化する場合もあるので、粗相しても叱らないようにしましょう。
失敗する前にトイレへ連れて行く
失敗する直前に気づき、抱っこなどでトイレへ連れて行ってあげましょう。そして、排泄後はほめて「トイレはココ」と覚えさせるのです。
先に気づけず失敗してしまった場合は、叱らずに静かに片づけてあげてください。
イタズラを経験させてしまう

「愛犬がゴミ箱を荒らして困っている」という飼い主さんもいますが、そもそもこのようなイタズラは、経験させなければ悩むこともなかったのです。
犬は経験したことを学習する動物。そのため、1度でもイタズラを経験してしまうと、2度、3度と繰り返すことも少なくありません。経験させてから直すのは大変なので、愛犬に覚えさせたくないことは、最初から経験させない、あるいは繰り返させないようにしましょう。
イタズラ不可能な空間を作る
イタズラしがちな子犬のうちは、広めのサークルなどの中で愛犬を生活させ、ゴミ箱や洗濯物、食べ物などのイタズラされたくないものとは、距離をつくっておきましょう。
なお、この方法はイタズラを覚えた犬もおすすめなので、取り入れてみてくださいね!
自分の行動を見直してみることも大切!

「愛犬をイイコに育てたい」と思ってやっていたことが、かえってしつけを難しくさせてしまっていることも多いようです。しつけがうまくいかないときは一度立ち止まって、ご自身の行動を振り返ってみることも大切なのかもしれません。
参考/「いぬのきもち」2016年6月号『ムダを省くと、犬も人もラクになる!しつけに困っていない飼い主さんがやっていない10のこと』(監修:日英家庭犬トレーナー協会認定トレーナー ナカムラ・ドッグ・スクール いぬのようちえん主宰 中村太先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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