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犬の写真を撮りまくってしっかり保存するべし【穴澤賢の犬のはなし】

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先代犬の「富士丸」と犬との暮らしと別れを経験したライターの穴澤賢が、
数年を経て現在は「大吉」と「福助」(どちらもミックス)との暮らしで
感じた何気ないことを語ります。

長年犬と暮らしてきた私が強く思うのは、写真はたくさん撮っておいた方がいいとうこと。普段の暮らしでは忘れがちだが、旅行や遊びに行ったときだけでなく、何気ない日常も残しておいた方がいい。

写真をたくさん撮っておいたほうがよい理由

なぜそう思うようになったかというと、先代犬の富士丸がきっかけだ。わが家に迎えた当初は分からないことばかりで気持ちに余裕がなかったこともあり、ほとんど撮らなかった。そのせいで、子犬時代の富士丸の写真は数枚しかない。

そもそもカメラにすら興味がなかった。しかし写真は「記録」でもある。富士丸がいつも私のそばにいたことや、一緒に暮らした時間は思い出として心に残るが、目で見られる形として残しておいた方がいい。

その後、ブログや連載などで写真を撮ることが習慣になったが、あいつがいなくなってから、残しておいてよかったと改めて感じている。

だから今、犬や猫と暮らしている人は、意識して写真を撮っておくことをお勧めする。高いカメラじゃなくても、スマホでも何でもいい。上手くなくたって全然かまわない。他人には他愛ない写真でも、自分にとってはかけがえのない物になる日が来る。悲しくなるから日常でそこまで意識しなくていいが、何気ないしぐさを撮っておくといいと思う。そうすると、数年前と今の表情の違いが分かったりするので面白かったりもする。

もう1つの大切なこと。

もうひとつ重要なことを付け加えると、バックアップはしっかりとっておくこと。今では現像することもほとんどないと思うが、画像データは保存されている。けれど、データはハードが壊れたら消えてしまう。だから私は、外付けハードディスクにバックアップをとっている。

これもある朝起きたらパソコン画面が真っ白で立ち上がらず、頭も真っ白になった経験からそうしている。最近はクラウドで保存する方法もあるが、それとは別にしっかり外付けハードディスクにもバックアップをとっておくことをお勧めする。できれば複数台。

なぜそんなにビビっているのかというと、最近の出来事が原因だ。実はこの間、パソコンを入れ替えた。その際、主なデータはすべて移行し終わり、外付けハードディスクを古いマシンから新しいマシン用にしようと、中身をいったん削除しようとした。

しばらく別の作業をしていて、新しいパソコンで写真ソフトを立ち上げようとしたら、全然写真がないことに気づく。そして、「あー!!!!」となった。今削除しているハードディスクに写真をすべて入れていたのだ(容量の問題もあり)。慌てて削除作業をストップしたが、ときすでに遅し。

富士丸のデータは別のハードディスクにあるが、ここ数年の大福の写真はそのハードディスク1台で管理していたのだ(それをうっかり忘れいた)。またしても顔面蒼白になる。子犬時代の大吉や、破壊活動をしていた当時の福助も……。それからあれこれ調べた結果、最終的にハードディスクのデータ復旧業者に頼むことにした。

数日後、100%ではないが、復活した画像データが届いた。復旧費用は、都内の1DKマンション1カ月分の家賃くらいかかった。痛かった。すべては私のミスなのだから仕方ない。でもそれくらいかけても残しておきたい写真だった。あぁ、複数台バックアップをとっていれば。

というわけで、こんなことにならないように、たくさん写真を撮ったら画像データはちゃんとバックアップとっておこうね。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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インスタグラム

大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。

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