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愛犬テコのトイレトレーニング、紆余曲折体験談|新連載・DJまっぴーの「犬が好きすぎて」 vol.2
第2回目は、愛犬テコのトイレトレーニングのお話。テコがトイレを覚えるまでに1才過ぎまでかかったそうですが、そこにはまっぴーさんのある思いが。覚えるまでの道のりも含めてご紹介します(編集部)。
今回はトイレトレーニングについてお話します。
私の愛犬テコ(1才8カ月)は、トイレを覚えるのに1才過ぎまでかかりました。「そんなに時間かかったの⁉」と言われそうですが、これは「叱らない、ほめて教える日常」を実践している、私まっぴー流の体験談なのです。
あくまでうちのテコの場合ですが、その道のりをお伝えできればと思います。
先代犬ガヴィとピノのときは、失敗したらすぐにトイレシーツの場所を指差しながら「ここだよ、ここ!」と教えていました。2頭は“いけないことをした?"と言わんばかりの顔をしながらトイレを覚えてくれましたが、いま思えば厳しすぎたかな……。
テコに対しては、ちゃんとしつけをするのはもちろんですが、テコが覚えていく過程も一緒に楽しみたいと考えるようになりました。
叱らない日常
わが家に来て2カ月目に入った頃もまだ失敗続きで、トイレシーツにしてくれることが少なかったのですが、「次はもう少し(トイレの)近くでできるかな?」くらいの緩い期待で見守っていました。そして、テコが覚えるだけでなく、トイレの時間や行動パターン、失敗した場所など、私の方も覚えていきました(私もトレーニングです)。
私流のほめ方は「拍手と笑顔」です。
ほめるとき、声のトーンを上げすぎると子犬は興奮してしまうことが多いので、拍手は効果があると思います。 成功したときは、言葉だけでなく「笑顔と拍手!」でしっかりとほめています。
テコがわが家に来てからは、サークルの中にベッドとトイレシーツを入れたスタイルで、サークルの中にいるときはちゃんとできていました。
でも、成長するにしたがってサークルから出す時間が増えると、サークルの中のトイレに戻ってするということが、できなくなってしまいました。
周りの飼い主さんのほとんどが「(オシッコを)したら出してあげる、をがんばって続けて!」とアドバイスをしてくれましたが、でもそれって「するまで出さないよ」ということに感じてしまって……。
「サークルが嫌いになったらどうしよう」と、テコには違う方法でやってみたいと思いました。
時間はかかっても、失敗が増えてもいいので、叱らず見守ってみました。
見られるのが嫌だった!?
そのとき「もしや私が行くのが煩わしいのかな」と思ったんです。失敗するということは、かまって欲しくないということだったのか!?
先代犬ガヴィとピノの時代からお世話になっているトリミングサロンでも、テコのトイレトレーニングに協力してくれました。テコが失敗してしまうポイントにトイレシーツを置いてくれたり、成功したときには拍手喝采してくれたり。家族のように見守ってくれました。
ある日、サロンの看板犬ウェルカムくんがサササッと奥に行って、トイレを済ませて戻って来るその姿を見て、「これだ! テコがトイレをしている様子が私から見えない場所を、わが家にも作ってみよう‼」と思い立ちました。
死角を作ってみた
ベランダに出る窓側にテコのトイレ、ソファを斜めに配置、窓とソファの肘掛け間に小さな死角ができましたよ!
そして3日後、2022年1月29日。父の誕生日を祝い談笑しているとき、テコがサササッと奥の死角に行き、トイレを済ませてドヤ顔で戻ってきました!
家族一同ビックリして、このときは拍手喝采! テコをかわいがっている父へハッピーな誕生日プレゼントとなりました。
この日からテコはトイレを済ませるとほめてもらえると覚えて、「右足を上げるから拭いてね」のポーズをして待っています。
私は本を参考にしたり、体験談を聞いた中から、自分の愛犬に合ったやり方を探す楽しい旅を続けます。引き続き、愛情をもってテコを観察していきたいと思います。
ラジオパーソナリティー。TOKYO FMのアナウンサーを経てフリーに。ペットシッター士(日本ペットシッター協会)、動物取扱責任者(保管・ペットシッター)等、犬が好きすぎるゆえに数々の資格を取得。被災したペット達の支援や小さな命を救うためのチャリティ音楽イベント『nukumori』を2009年~主宰。レギュラー番組はSBSラジオ『MUSIC CROSSOVER』日曜日15:00~17:00、『mapiの犬猫ラジオ♬nukumori』(AuDeeにて隔週金曜日朝7時に最新回を配信)。
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