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私のすべての道は犬に通ず!? 犬が好きすぎる、私の犬歴史|新連載・DJまっぴーの「犬が好きすぎて」 vol.1

“DJ mapi(まっぴー)”の愛称でおなじみ、SBSラジオ『MUSIC CROSSOVER』や、AuDee『mapiの犬猫ラジオ♬nukumori』に出演中のラジオパーソナリティー、松本ともこ氏の期間限定連載「DJまっぴーの『犬が好きすぎて』」がスタートします!(毎月第2・4火曜日/全6回)
第1回目は、犬が好きすぎるあまり、犬猫をテーマにしたチャリティライブやラジオ番組まで始めてしまったまっぴーさんがどのようにして犬好きになっていったかを、子ども時代から振り返ります(編集部)。

「ごきげんいかがでしょうか? mapi(まっぴー)です」
こんなふうに始まるラジオでは、主に音楽番組を担当しています。私にとって音楽は、心の道標・拠り所なのですが、それ以上に、私にとって犬たちの存在は、人生の喜びであり宝物なのです☆
そんな私は、犬が好きすぎて、TOKYO FMのアナウンサーを経てフリーになり、犬猫にまつわる活動もしています。

「小さな命を大切に」をテーマに、2009年より犬猫のためのチャリティライブ「nukumori」を主宰。また、東日本大震災によって、家族と離ればなれになった犬猫たちを保護する仙台の施設をお手伝いしてきました。このときペットシッター士の資格を取ったことがきっかけとなり、犬猫たちのためになることをしたいと、いつも考えています。
私がどうしても犬のラジオ番組をやりたくて、TOKYO FMの社長に直談判! 夢が叶って2019年11月にスタートした『mapiの犬猫ラジオ♬nukumori』の収録風景。パートナーは、ディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹替版声優で知られる、アーティスト・声優の石橋陽彩くん

愛犬テコは“リモート”世代

現在、愛犬テコ(メス・1才/トイ・プードル)と暮らしています。
「テコ=teco」はイタリア語で「with you」という意味があり、愛情を込めて名づけました。日本語の「てんテコまい」とダブルミーニングです。胸と顎に白い毛があって、いわゆる「ミスカラー」と呼ばれることもありますが、私にとってはチャームポイント。犬種関係なく、わが子の毛並みは愛すべきオンリーワンですよね。

さて、コロナ禍になって、自宅からラジオに出演することもあります。生放送のときもテコは同じ部屋にいるんですよ。私がマイクに向かって話し始めると、すっと離れてひとりで遊んでいて、放送が終わると即!おもちゃをくわえて持ってきます。
一緒に暮らすとは、気配を感じ、相手を思うこと。幸せな日常はこういうことかな……と感謝しています。
自宅からのリモートラジオの日、テコは放送中に私が声高に笑っても静かにしています。終わると、待ってましたとばかりにおもちゃをいくつか持ってきます。この日は新しいロープ

All roads lead to Rome, My roads lead to Dogs(すべての道はローマに通ず、私の道は犬に通ず)

私と犬の「運命の出会い」は中学1年生のとき。小学生の弟と、子犬が入った箱を拾いました。新青梅街道から実家に向かう小道、段ボールに入っていた2頭はとてもかわいくて!
黒毛の子犬はわが家の一員に、白毛の子犬は近くのお家で飼うことになりました。

「クロちゃん」と名付けたそのコは、あっという間に大きくなって、私にとっては頼れる兄弟みたいでした。
親に叱られた日、恋愛で落ち込んだ日、就職活動で悩んだときも。家族と話せないこともクロになら話せる、大切な親友でした。クロは、私の思春期の喜怒哀楽をなんでも受け止めてくれました。

そんなクロが、一度だけ家を抜け出してしまったことがありました。家族総出で探し数日経った雨の日の夜、私が見つけたのですが、そのときのクロのやんちゃな顔は忘れられません。私は見つかって嬉しくて泣いてるのに、本人はとにかく顔がキラキラしていて。

クロは私が社会人になるまで、健康で長生きしてくれました。クロ、ありがとう。もう一度会えるなら、思い出話をしながらゆっくりお散歩に行きたいです。
実家のアルバムから一枚。初めての愛犬クロ、写真当時は8才くらい。お気に入りのテディ・ベアとクロの記念写真を撮ったとき。写真を見れば見るほど会いたくなります!

憧れのサンフランシスコ、犬と助手席と

私が思い描く犬との理想の生活は、学生時代アメリカのサンフランシスコに短期留学をしたときに遡ります。
サンラファエルという小さな街でひと際目立つ、名古屋出身の日本人女性と出会いました。彼女は長くアメリカで暮らし、坂の多い街を車で移動していました。カーステレオから流れるのはボブ・マーレー。助手席には白い毛並みの愛犬がいて、私は後部座席(笑)。仕事もプライベートも愛犬と一緒にいられるなんて夢のようで憧れでした。

愛犬のガヴィとピノに全力投球

「自由時間を確保できるようになったら愛犬と暮らす!」と決めていた私は、2001年にTOKYO FMを退社してすぐ、トイ・プードルのガヴィ(オス)を迎えました。その2年後にピノ(メス)を迎えて一気に賑やかになりました。
ところが、フリーになっても私の仕事は時間が不規則で、ある日、長めの留守番がどうしても心配だったとき、人懐っこいガヴィは友人に預かってもらい、留守番が苦手なピノは渋谷スペイン坂にあるTOKYO FMのサテライトスタジオに連れて行ったことがあります。
今から20年近く前は「職場にペット? 犬!?」という空気が流れていましたが、私はサンフランシスコのライフスタイルのように「環境が許すなら連れて行きたい」と思っていました。
その後も何度かラジオの現場に連れて行きました。トイレシーツやケージを持ち込んで!
私がバタバタしているときは、犬好きなスタッフが助けてくれて、トイレに連れて行ってくれたり。ガヴィは2018年、ピノは2020年に亡くなりましたが、今でも2頭を覚えてくれている仲間がいることはとても嬉しいです。
ただ振り返ってみると、渋谷のスペイン坂スタジオは人通りも多く、犬にとっては落ち着かない場所だったと思います。
無謀だった自分にも反省……。

こうして私と犬との生活は、テコを迎えて新しい出会いもたくさんあり、賑やかになっています。次回は、テコに実践している「叱らない日常」をテーマにお届けします。
私の人生に欠かせない宝物、ガヴィ(右)とピノ(左)。成長の記録として撮った写真が、今ではいい思い出に。2頭とも撮影が大好きでした
文/松本ともこ(DJ まっぴー)
ラジオパーソナリティー。TOKYO FMのアナウンサーを経てフリーに。ペットシッター士(日本ペットシッター協会)、動物取扱責任者(保管・ペットシッター)等、犬が好きすぎるゆえに数々の資格を取得。被災したペット達の支援や小さな命を救うためのチャリティ音楽イベント『nukumori』を2009年~主宰。レギュラー番組はSBSラジオ『MUSIC CROSSOVER』日曜日15:00~17:00、『mapiの犬猫ラジオ♬nukumori』(AuDeeにて隔週金曜日朝7時に最新回を配信)。
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もふもふの愛犬テコ(メス・1才/トイ・プードル)、元気に成長中です!
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