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3頭目だけど今までのブラッシングが間違っていたなんて! 出直し体験記|連載・DJまっぴーの「犬が好きすぎて」vol.4

“DJ mapi(まっぴー)”の愛称でおなじみ、SBSラジオ『MUSIC CROSSOVER』や、AuDee『mapiの犬猫ラジオ♬nukumori』に出演中のラジオパーソナリティー、松本ともこ氏の期間限定連載「DJまっぴーの『犬が好きすぎて』」です(毎月第2・4火曜日/全6回)。
第4回目はブラッシングのお話。20年以上も愛犬のブラッシングをやってきたのに、3頭目にしてやり方が間違っていたことが判明し、ショックを受けるまっぴーさん。愛犬テコのモフモフした美しい毛を保つために、学び直しが始まりました(編集部)。

ご機嫌いかがでしょうか、DJ mapi(まっぴー)こと、松本ともこです。
今回は愛犬テコ(1才)のブラッシングについてお話します。

テコは毛量多めで、見た目はモフモフしています。
何もしないと、あっという間にモッサモサになるので、毎日ブラッシングしています。
お散歩のとき「ふわふわだー」「ちゃんとブラッシングしてるのね」と言われるととっても嬉しいです!
特にトイ・プードルの飼い主さんとは、ブラッシングのことで会話が弾みます。
「ブラッシングは大変」「時間がかかる」「愛犬が嫌がる」など悩みも多いお手入れですが、真剣に向き合ってみると奥が深くて夢中になります!
一年前(左)と、今のテコ。柔らかい被毛が徐々にしっかりしてきました!

早くも“モフモフ”挫折か⁉

テコのカットは、生後半年ごろにトリマーさんと相談して、ナチュラルで毛足はやや⻑めにすることにしました。
トイ・プードルらしい巻きがあまり出ていない、子犬の柔らかい毛質を大事にしたカットなので、成長につれて毛質の変化がわかるのも楽しみのひとつになっています。テコの場合、胸の白い毛の部分は特に細くて柔らかくて気持ちがいいのです。
が、絡みます(もつれます)。
あちこちに毛玉ができ、1ヵ月も経たないうちにもつれてしまうので、私は先代犬ガヴィとピノ(ともにトイ・プードル)のときから使っているスリッカーブラシ(以下スリッカー)で、張り切って毎日ブラッシングをしていました。

ところがあるトリミングのとき。
『今回は毛玉ともつれが多かったため』と、追加料金をお願いされてしまいました。

ーーーええええ!?!?

スリッカーとコームを使って一生懸命にブラッシングしていることを伝えたところ、なんと、表面はブラッシングできているようでも、肝心の「根元」ができていないことがわかったのです。
毛玉は、根本からなくなってはいなかったのです(涙)。
トイ・プードルが好きで20年以上暮らしてきたのに、どうやら私のやり方は間違っていたのか!
今更ながら気づかされた私は、かなりショックでした。

分け目が大切だった!

「毛玉をほぐそうとして、上に引っ張ろうとしてしまいがちだが、スリッカーの使い方は毛の流れに沿って並行。毛と毛にしっかり分け目を作って、根元からやさしく、皮膚を傷つけないよう少しずつ少しずつとかしていく」。
なるほど。とても時間がかかる、丁寧で繊細なプロの工程をトリマーさんから改めて教えてもらいました。
モフモフの毛も分け目をしっかりつけてからブラッシングすると、根元までアプローチできるんです!
トリマーさんによると「毛玉ができないように、自宅ブラッシングを頑張る飼い主さんもいて、サロンとしてはありがたいけれど、無理に毛を引っ張ったり、皮膚を傷つけるとよくないので、そんなにブラッシングをしなくても大丈夫ですよ」というやさしいアドバイスももらいました。
しかしあの日私は、追加料金よりも精神的なショックが大きかったのです‼

そして、もうひとつ。
毛玉やもつれを取る時間がかかるため、トリミングの時間が長くなってしまう。
それはテコの負担(疲労)にもなっていることを知りました。
そう聞いた私は、「おうちブラッシング」をちゃんとやろうと思い直しました。

プロも愛用するスリッカーを2本買ってみた!

気づけば、手持ちのスリッカーは傷んでいた(ピンの先がばらついていた)ので、今年の春、新しく2本!!購入しました。
一本は、標準サイズで、顔まわりや関節など細かいところをオールカバー。これ一本で十分なのですが、もう一本ゲット! 中型犬用で、幅は約11cmほど。
小型犬のテコに中型犬用は大きいかな?と思いましたが、「一度により広い範囲をブラッシングできるように」 と、ワンサイズ大きいものをおすすめされました。これをボディ全体に使ってい ます。
アドバイス通りに使ってみると、被毛の流れに沿ってブラッシングする方向が定まりやすく、時間も短縮できるようになってきました。
どちらのスリッカーも持ち手が天然の木なので、手になじみます!
さらにモフモフの大敵、静電気が起こりにくいところも気に入っています。
大きさの違う2本は、毎日使用中! ピン先が折れないように、かけて収納しています

スリッカー前に、ハンドブラッシングを

私の場合はテコのトリマーさんにアドバイスをもらい、一度にすべてやろうとせず、何回かに分けてブラッシングをしています。
時間は特に決めていませんが、散歩の前は顔まわり、散歩後は足まわりなど、自然に習慣になってきました。
気をつけているのは、どこをブラッシングしたかわからなくならないように、この時間は後ろ足と決めたら、下の方から上に向かってブラッシングしていきます。とにかく毛と毛に分け目を作って、根元からとかすことが大切です。立ちポーズでも、うつ伏せポーズになっているときでも、気になる毛玉など見つけて、あちこち狙うのでなく、下の方の毛から順番にブラッシングすると混乱せずスムーズなんです。

毛足が⻑くてとかしにくいお腹とウエストまわりは、まず毛流れに沿って手でなでてあげる「ハンドブラッシング」も大切だと思います。「怖くないよ」と手で伝えてから、スリッカーを使うようにしています。
テコは気持ちがいいと5分もしないうちに寝てしまうので、そうするとブラッシングが進みます!!(笑)
でも基本は『急がず、無理なく、やさしく』を守っています。
最近のテコは、私がスリッカーを持つとわかるようで、だらんとリラックスしています
「毎日大変ですか?」と聞かれますが、面倒だと思ったことはなくむしろ楽しいです。
お出かけ前は、しっぽと頭の寝グセを取るくらい、1分ほどでチャチャッと済ませます。
お休みの日はずっといっしょ。いつでも何回でも、のんびりと時間をかけてブラッシングしています。

最近難しいと思ったのは、被毛の流れが交わる場所。
ブラッシングの方向がわからなくなったり、まだまだ試行錯誤していますが、私の目的は愛犬と暮らす日常がよりハッピーになること。
テコとの時間を大切に、心やさしい“愛情ブラッシング”を目指します。
文/松本ともこ(DJ まっぴー)
ラジオパーソナリティー。TOKYO FMのアナウンサーを経てフリーに。ペットシッター士(日本ペットシッター協会)、動物取扱責任者(保管・ペットシッター)等、犬が好きすぎるゆえに数々の資格を取得。被災したペット達の支援や小さな命を救うためのチャリティ音楽イベント『nukumori』を2009年~主宰。レギュラー番組はSBSラジオ『MUSIC CROSSOVER』日曜日15:00~17:00、『mapiの犬猫ラジオ♬nukumori』(AuDeeにて隔週金曜日朝7時に最新回を配信)。
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