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「靴を履いたテコ」、私が愛犬に靴を履かせる理由|連載・DJまっぴーの「犬が好きすぎて」vol.5
第5回目は、愛犬テコに靴を履かせているお話。犬の靴を用意する飼い主さんが増えてきましたが、まっぴーさんが早い段階でテコに靴を履かせたかった理由とは?(編集部)
今回は、愛犬テコの「靴」についてお話します。
私はときどきテコに靴を履かせて散歩します。
雨の日対策や肉球保護など、いくつか理由がありますが、初めのうちは、犬の靴について他の飼い主さんがどう思っているのか気になっていました。
でも、実際散歩に出かけてみると、関心を持っている飼い主さんも多く、雨上がりには「足が汚れなくていいですね!」「履かせるのは大変ですか?」などよく声をかけられます。
靴をきっかけに交流する機会も増えて、テコも私もハッピーです!
そんな、テコと靴の良い関係をご紹介します。
きっかけは先代犬ガヴィのケガ
思うように歩けない日常は、ガヴィはもちろんのこと、私もとても辛かったです。
踏ん張りが効かず、横滑りし開脚してしまうガヴィに靴を履いてほしい!
大好きな散歩に連れて行ってあげたい気持ちでいっぱいでした。
結局、思いは叶わず。ガヴィは初めての感覚に戸惑っていて、まったく歩けませんでした。
そのとき、いざというときにストレスがかからないようにしておけばよかったと悔やみました。
先代犬たちと学んだことを無駄にしたくない‼ そんな熱い気持ちで、テコには早い段階から靴に慣れさせることにしました。
靴を履いたテコ
去年の今頃、散歩のたびに足周りの毛が真っ黒になっていました。ホコリが毛の奥にまで入り込んで、洗ってもなかなか取れなくて奮闘していました。汚れの原因は『静電気』!
乾燥する季節、アスファルトのホコリが静電気でくっついてしまうためでした。
「モフモフ犬挫折か⁉」と思いましたが、モフモフ犬の先輩方は、さまざまなホコリ対策をしていました。
例えば、足の毛が地面に着かないように、犬用のレッグウォーマーをしたり、靴を履かせたり。体格や毛並みによって工夫している姿を見て、テコには靴を履かせたいと思いました。
でも「子犬のうちから靴を履かせてもいいのか?」「裸足(靴なし)で散歩させなくてもいいのか?」と気になり、かかりつけの獣医さんに相談してみました。
「必要なときだけ履かせるなら問題ないですよ。犬は『肉球という最高の靴』を持っているので、それはちゃんと、活かしてあげないとね」
とアドバイスをいただきました。
この言葉を胸に、上手に靴を活用したいと思うようになりました。
靴がない!?
「くつ、はいてないよーーーー」とご近所の子どもたちが教えてくれるまで気づかず、来た道を戻って歩いたりしました。どうやら走って後ろ足を蹴ったときに脱げてしまうようでした!
試行錯誤した結果、滑り止めのマジックバンドを巻いてから、履き口のゴム部分を折り返しておくと、ほぼ脱げなくなりました。わたし流のアレンジですが、小さな靴を履いているようになり、見た目も気に入っています!
身近な草木対策として
それは、見た目が猫じゃらしや麦のような稲科の草木、芒【のぎ】。
枯れた先端がトゲのようになっていて、私が触っても痛いのでビックリ。肉球や体などに刺さってしまうと大変なことだと知りました。
靴は、散歩中のケガから愛犬を守る対策のひとつにもなっています。
いざというときに備えて
今年の春、柴犬くんと散歩中の飼い主さんから、テコの靴について聞かれました。
「うちのコにも防災対策として履かせたい。足場の悪いなか避難するなど、いざというときのために今から慣れさせないと」
と真剣にお話されていました。
犬の靴の役割は、広がってきたのだと思います。
犬が好きすぎる私は、これからも小さな一歩を、テコと一緒に歩んでいこうと思います!
ラジオパーソナリティー。TOKYO FMのアナウンサーを経てフリーに。ペットシッター士(日本ペットシッター協会)、動物取扱責任者(保管・ペットシッター)等、犬が好きすぎるゆえに数々の資格を取得。被災したペット達の支援や小さな命を救うためのチャリティ音楽イベント『nukumori』を2009年~主宰。レギュラー番組はSBSラジオ『MUSIC CROSSOVER』日曜日15:00~17:00、『mapiの犬猫ラジオ♬nukumori』(AuDeeにて隔週金曜日朝7時に最新回を配信)。
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