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犬・猫と暮らすこと まこ邸に行ってきた〜その1【穴澤賢の犬のはなし】

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Vol.9 まこ邸に行ってきた〜その1

今は大吉と暮らしているが、もともと犬も猫も好きだ。いつかは猫も迎えたいと密かに思っていたりする。でも、実はこれまで猫を飼ったことがない。そもそも犬と猫では、何がどう違うのか。そのあたりの話を、富士丸がいる頃に対談したのがきっかけで仕事でもプライベートでも仲良くさせていただいている「まこという名の不思議顔の猫」の飼い主でもあり、これまた犬も猫も大好きだというデザイナーの岡優太郎さんに伺ってみた。

猫4匹と暮らしてみて

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写真左より、岡優太郎さん、まこ、穴澤

穴澤:岡さんのところにいる猫は、まことシオン、しろたろ、えいたですよね。

岡:はい。今4匹ですね。

穴澤:犬が4匹もいたら、お世話でえらいことになると思うんですけど、猫だとそんなことはないのでしょうか。

岡:トイレの掃除など、ふだんの世話はたいしたことないですよ。ときどき面倒だなぁと思うことはあるけど、慣れてしまえばそんなに大変じゃない。

穴澤:そうなんだ。

岡:ただ、4匹いっぺんに風邪を引いて具合悪くなったりするとちょっと大変だから、今のところはこれ以上増やすつもりはないです。

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穴澤:そういえばちゃんと聞いたことがなかったのですが、どうして猫を飼おうと思ったんですか。何かきっかけがあったのでしょうか?

岡:きっかけというほどのものは別になかったです。僕も妻の敬子も子どものころから家に犬も猫もいたので「いつかまた飼いたいね」と話していたんです。

穴澤:それで最初に来たのが、まこですよね。

岡:そう。今の家に引っ越してしばらく経ったころ、たまたま知り合いが新しい飼い主募集のWebサイトを教えてくれて。どうせだったら保護されている猫にしようと。

穴澤:それまで新しい飼い主を募集をしている保護犬や猫がいるのは知っていたんですか?

岡:(活動をしていることは)なんとなく知っていました。でもどういう状況なのかぜんぜん知らなくて。実際見に行ってみたら、血統証付きの猫が多くてびっくりしました。

穴澤:アメリカンショートヘアーなど、ミックスではなく猫種がわかるという意味ですか。

岡:そうそう。

穴澤:それは捨てられていた猫でしょうか?

岡:そのときは動物プロダクションが倒産したそうで、100匹くらいが一挙に保護対象になっていたんですよ。何匹かずつ保護をされては次々と新しい飼い主募集に掲示されていました。

穴澤:猫たちは、どこに保護されてたんですか?

岡:一時預かりの方が保護をしている猫もいたようですが、僕らが見に行った場所は、そのボランティア団体が保護スペースを提供していた動物病院でした。バックヤードにずらーっと並んだケージに猫がいっぱいいたんです。そこには血統証付きの猫もいたし子猫もいて、そういう猫には「飼い主さんが見つかりました」と張り紙がしてあって。

穴澤:そうなんだ。

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岡:で、その中に決まってないのがいて(笑)。

穴澤:それが、まこ。

岡:ほかにも引き取り手が決まってない猫はいましたが、その猫たちはそのうち決まるだろうという気がしたんです。みんな可愛いし。でも、はたしてこいつはどうだろうと。

穴澤:ははは(笑)

岡:だから乗りかかった船というか「どうせだったら保護されている猫をもらおう」と見に行ったら、「この中でも、もらわれなさそうな猫をもらおう」という話になって。

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穴澤:だって、あの最初の書籍の表紙の頃でしょ。すごいげっそりしていますものね。もらってきた当時は何才だったのでしょうか。

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書籍『まこという名の不思議顔の猫』表紙より

岡:推定1才かな。1才の割にはすごく小柄な猫でした。

穴澤:で、次がシオン? この家には何度も来ていますが、未だまともに姿を見たことがない、あのビビリの。

岡:そうはいってもここ数年でやっと一緒に寝るようになったり、ブラッシングするとゴロゴロいうようにはなりました。今でも相変わらずビビリなんだけど、甘えたいのもわかるし、甘えたいんだったらビビリやめればと思うんだけど、根本の部分に怖がりな性格があるんだろうなと。

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穴澤:まこを迎えてシオンが来るまでは、どのくらいだったんですか。

岡:すごく短かったと思う。最初から2匹飼うのが前提だったので。シオンは子猫で来たのかな。まだ小さいからって1〜2カ月待ったくらいだから。

穴澤:実際、猫のいる生活になってどうでした?

岡:うーん、まこって最初のころは、コミュニケーションがとれないというか、何を考えているのかまったくわかんなかったんですよ。遊んだりゴハンをくれる人に甘えるとか、人間を意識している感じがまったくなくて。ただ目の前のゴハンを食べる、という印象でしたね。

穴澤:それって、飼い主としては少し物足りなく感じたりしなかったんですか。

岡:それはなかったかなぁ。変わった猫だなぁとは思ったけど。

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穴澤:その感覚は猫の飼い主特有なのかな。犬は基本、飼い主には懐くから。

岡:で、こっちも気にしないでゴハンとかいろいろ面倒をみているうちにだんだん顔つきが変わってきて、実は人懐っこいんだということが少しずつわかってきたという。

穴澤:どれくらいかかりました?

岡:どうだろう、ホントに徐々にだったので一年くらいかな。気心知れるようになったのは。

穴澤:それが今では?

岡:何考えてるのかよくわかる。何をして欲しいのかもわかる(笑)。毎日、見送りも出迎えもするし。

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穴澤:その後、しろたろが来て、えいたが来て。全部、保護猫ですよね。

岡:しろたろだけは動物病院が保護していてそこから直接引き取ったけど、ほかは同じボランティアの保護施設から。

穴澤:それは1匹でも多く保護猫を救いたいという気持ちからなんですか。

岡:そこまでじゃないけど、3匹になったときにそんなに大変じゃなかったから、もう1匹くらいなら大丈夫かなと。あと、しろたろが若くて元気だったから、もう1匹オス猫がいたらいい遊び相手になるんじゃないかと思ったのもあります。

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写真上:しろたろ(オス・推定5才)、写真下:えいた(オス・推定2才)

穴澤:犬って、すごく上下関係を意識しますが、猫ってどうなんですか。やっぱりまこが猫たちの中で一番上ですか?

岡:犬みたいにはっきりしたものではないけど、お互いの関係性みたいなものはあると思います。

穴澤:たとえばどんな関係でしょうか。

岡:まこはシオンの保護者的な感じなんですよ。シオンが何かに怖がって騒いでいると、必ずまこが駆けつける。でもえいたが悪さをしてケージに入れられて騒いでても、その前でまこがミョーンと伸びたりしていて。「あぁ、うるさいのがいなくていいわ」みたいな感じで、全然気にしてない(笑)。

穴澤:そうなんだ(笑)

岡:あと新しい猫が入ってくると、なんか怒るようになる。まことシオンのときは平和だったのですが、しろたろが入ってきたらシオンがしろたろを怒るようになったりとか。しろたろも怒らない猫だったのに、えいたが来てしつこくされると怒ったり。

穴澤:逆にえいたがまこに怒ることはない?

岡:まずないと思う。えいたが面白がってまこを追っかけ回して、最終的に怒られる(笑)。だから、猫同士の上下関係はやっぱりあるんだと思う。

穴澤:そういう関係性を見ているのは面白いかもしれないですね。

岡:複数飼いはそれが一番面白いと思う。性格もぜんぜん違うし、誰か入ってくるとまたちょっとずつ関係が変わったりして。

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(つづく)

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