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犬・猫と暮らすこと まこ邸に行ってきた〜その3【穴澤賢の犬のはなし】

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Vol.11 まこ邸に行ってきた〜その3

今は大吉と暮らしているが、もともと犬も猫も好きだ。いつかは猫も迎えたいと密かに思っていたりする。でも、実はこれまで猫を飼ったことがない。そもそも犬と猫では、何がどう違うのか。そのあたりの話を、富士丸がいる頃に対談したのがきっかけで仕事でもプライベートでも仲良くさせていただいている「まこという名の不思議顔の猫」の飼い主でもあり、これまた犬も猫も大好きだというデザイナーの岡優太郎さんに伺ってみた。

成猫譲渡という選択肢とメリット

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写真左より、岡優太郎さん、まこ、穴澤

穴澤:実はね、猫も飼いたいなと思っているんです。

岡:飼えばいいのに。

穴澤:すぐにじゃないですよ。将来的にです。でも大吉がいるから。猫って大人になってからだと、基本的に犬とは仲良くできないでしょ?

岡:性格にもよるけれど、慣れる猫もいますよ。

穴澤:大吉はたぶん大丈夫だと思うんですけど、猫が嫌がるんじゃないかと。

岡:それこそトライアルで預かってみたらいいじゃないですか。

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穴澤:だからすぐにじゃないんですけど、成猫譲渡ってどうなんだろうと思って。子猫って、大変そうじゃないですか。

岡:決して楽なものではないです。元気がいい猫は暴れるし、イタズラするし、無茶するし、おとなの猫と比べものにならないですよ。

穴澤:子犬だと叱ったりしてある程度しつけられますけど、猫っていうこと聞かないでしょ(笑)。

岡:聞かない(笑)。あと子猫って可愛いけど、その時期は一生のうち一瞬で、実は猫らしい味わい深さは成猫の方がある。猫の醍醐味というか、大きくなって性格がわかってからのほうが断然おもしろいから。

穴澤:犬もそうですよ。それでも僕が子犬をもらってきたのは、子犬の頃ってわりとしつけに手を焼くんです。その苦労を「一緒に乗り切ったんだよな俺たち」という仲間意識というか、そういうのがほしかったんです。富士丸のときがそうだったから。そうしたら大吉はほとんど手がかからなかったという(笑)。それに猫だとしつけとかあんまり関係なさそうだから、成猫のほうがいいのかなと。

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岡:成猫譲渡のメリットはいくつかあって、まず性格がある程度わかる。あとはトイレのしつけとかも基本的にできている。だからすごく楽。

穴澤:やっぱり。

岡:楽というよりも不安が少ないというか。だからむしろ初心者には成猫がおすすめなんですよ。あと高齢の方にも。

穴澤:でも成猫譲渡があるということも、あまり知られていないでしょ。

岡:新しい飼い主探しに関わっていたりすると、子猫はまず間違いなく貰い手がつくんですよ。可愛い写真が1、2カットあれば。でも大人になった猫はなかなか決まらないんです。それはたぶん子猫が単純に可愛いというのと、子猫から飼わないと懐かないと思っている人が多いからじゃないかと思うんですけど。

穴澤:実際はそんなことないでしょ。

岡:懐かない猫は子猫から飼っても懐かないと思うんです。それこそ飼い主との関係次第。個体差もあるから。僕個人としては、たとえ懐かない猫でも縁があればそれを個性として受け入れていいと思っていますけどね。

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穴澤:猫ってオスのほうが甘えん坊で、メスがわりと我が道を行く性格が多いと聞いたことがあるんですが、そうなんですか?

岡:うちはそう。オス2匹はもうベッタベタです(笑)。オスメス両方の猫を飼っている人は、たいていオスのほうが甘えん坊だと言いますね。

穴澤:じゃあメスがいいなぁ。

岡:あと初めて猫を飼う人で、夜中の運動会とか、イタズラとか、大暴れとか、そういうのが大変だと思う人は、2、3才くらいの少し落ち着いてきた猫のほうが性格もはっきりしているし、トライアルで預かってみて大丈夫だったら、そっちのほうがいいじゃないかと思いますね。

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穴澤:成猫でも壁紙とかで爪研ぎはするでしょ?

岡:盛大に(笑)。

穴澤:いくら爪研ぎを用意していてもやる?

岡:猫の好みのポイントみたいなのがあるみたいで、やりますね。うちのは角が好きみたい。壁の地肌が見えるくらいやられたから(笑)。

穴澤:どこですか?

岡:あそこ(階段の壁を指差しながら)。今はもう板を張り付けて塗装したから見えないけど。

穴澤:うちも富士丸のときはやられたなぁ。あいつも角が好きでガリガリかじってたから、その角にL字の鉄板を貼り付けたりして(笑)。そういう駆け引きはありますよね。

岡:今は、壁に貼る透明のフィルムとか対策用品がいろいろあるみたいですよ。

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穴澤:そうなんだ。あと、猫は旅行に連れて行けませんよね。どうしているんですか?

岡:うちは家族とか猫を飼っている友人に世話に来てもらうことが多いけど、プロのペットのシッターにお願いする手もありますよ。いろいろな猫に慣れているから、任せても安心なんだそうです。

穴澤:いろいろあるんですね。どうしよう。猫を飼うハードルがどんどん下がっていく(笑)。

岡:僕がこれを読んでいる人に伝えたいのは、それこそ穴澤さんもいつも言っていることですけど、何十万もする猫がいるいっぽうで、タダでも誰も貰ってくれない猫がいるっていうこと。それはおかしいなと。だからペットショップでブランド猫の子猫を買いたいならそれはそれで別にいいんだけど、成猫譲渡という選択肢もあるよ、と知ってほしいんです。とくにはじめて猫を飼う人には。

穴澤:成猫かぁ。大吉と仲良くしてくれるかなぁ。そういう猫がいるといいんだけど。ダメだとお互いにストレスなだけですからね。

岡:いるんじゃないかなぁ。

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穴澤:あとね、違う点でやっぱり子猫のほうがいいのかなと思うこともあるんです。

岡:というと?

穴澤:僕も成猫でいいとは思うんですが、大吉がどうだろうと。犬って上下関係を気にするじゃないですか。たとえば大吉が2才のときに、3才の猫を迎えたら、年上の後輩、みたいな感じで微妙になるんじゃないかと。そういうのやりにくいでしょ、人間でも(笑)。

岡:そこまで厳密に年齢差わかるかなぁ(笑)

穴澤:あとは子猫のころから一緒に暮らせば犬と仲良くなれるのはまず間違いないでしょ。

岡:たぶん。

穴澤:でも子猫は大変そうだし。うーん、悩む。とりあえず、今日はありがとうございました。しばらく考えます。

岡:こちらこそ。

(おわり)

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