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おやつがほしくてブスッとした表情をする保護犬 直後に見せた「可愛らしいアピール」にキュンとする!

不機嫌そうなワケとは…?
おやつを要求する小次郎くん
@mika_Jimmy
カメラに向かってなにか言いたげな表情を見せているのは、Twitterユーザー@mika_Jimmyさんの愛犬・小次郎くん(取材当時1才)。なにやら不機嫌な?ようにも見えますが、小次郎くんはどうやらおやつがほしかったようなのです。

「おやつくれ」のアピールが可愛い

おやつを要求する小次郎くん
「おやつくれ」
@mika_Jimmy
まるで「おやつくれ」と言うかのように、不機嫌な表情のままオテをする素振りを見せる小次郎くん。表情といい態度といい、小次郎くんの気持ちがよくあらわれているようですね!
そんな小次郎くんについて、いぬのきもちWEB MAGAZINEは飼い主さんに詳しいお話をうかがいました。

どのような状況だったの?

おやつを要求する小次郎くん
斜め上を見たかと思いきや…
@mika_Jimmy
飼い主さんによれば、小次郎くんはごはんを残しやすいようで、ごはんを完食したらご褒美におやつをあげているのだとか。

この日、夕食は完食したものの朝食は残していたため、時間を空けてノーズワークマットやおもちゃを使用してフードを食べてもらうことにしたのだそうです。

すると、小次郎くんの食欲がすごく、ノーズワーク後もおやつを要求してきたのだそう。動画は、そのときの様子だったといいます。
飼い主さん:
「あまり食べすぎると吐いてしまうので、おやつを1個だけあげたのですが、小次郎は満足できなかったようです。

膝にあご乗せして甘えてきたり、前足でちょいちょい突っついてきたりしていましたが、あげずにいたらあのように猛アピールしてきたんです」
おやつを要求する小次郎くん
小次郎くんがオテをするようなアピールは、早くごはんがほしいときや、おやつがほしいときによく見られるそう。
@mika_Jimmy
何度もアピールしてくる姿が可愛くて、今回動画を撮ったと話す飼い主さん。小次郎くんの姿を見ていて、どのようなことを思ったのでしょうか。
飼い主さん:
「一生懸命前足をあげる姿が可愛いのに、ふて腐れたような表情をしていたので、思わず笑ってしまいました。なかなかおやつがもらえなくて、どんどん雑になっていく様子もおもしろかったですね」
可愛らしいアピールを見せていた小次郎くん。飼い主さんによれば、小次郎くんは保護犬だったのだそう。小次郎くんと飼い主さんは、どのようにして出会ったのでしょうか。

小次郎くんとの出会い

クレートに引きこもる小次郎くん
家に迎えた頃の小次郎くん。恐怖心が強く、クレートに引きこもっていたそう。
@mika_Jimmy
幼い頃から犬とともに生活していたという飼い主さん。「家を買ったら犬をお迎えして、庭をドッグランにする」ことが長年の夢だったそう。小次郎くんを迎える少し前に念願の一戸建てを買い、飼い主さんの希望で犬を迎えることになりました。

そして、お迎えするコを探すために、愛護センターのホームページを見ていたときのことです。飼い主さんのご主人は、“隈”のような模様が特徴的な小次郎くん(当時の名前はコウちゃん)のことが気になって仕方がなかったのだとか。

飼い主さんたちはすぐに連絡をとり、小次郎くんに会いに行くことを決めたといいます。
クレートから出られるようになった小次郎くん
少しずつ慣れてきて、クレートから出られるようになったときの様子。
@mika_Jimmy
飼い主さんは小次郎くんと対面したときのことを、このように振り返っていました。
飼い主さん:
「施設の方の話によると、小次郎は元野犬だったそうです。生後推定4カ月の小次郎の第一印象は、非常に怖がりで警戒心が強いコ。震える姿があまりにも可哀想で、正直『わぁ! 可愛い!』と思える状態ではありませんでした」
くつろぐ小次郎くん
@mika_Jimmy
飼い主さん:
「主人が犬を迎えるのが初めてだったので、小次郎に会ってみて育てられる自信がないようだったら、人馴れしているコをお迎えすることも考えていました。

しかし、主人が『このコを育ててみたい』と言ってくれたので、3回目の対面のときにお迎えすることを決めたんです」

慎重で怖がりだけれど、とても甘えん坊なコに!

ソファに登る小次郎くん
@mika_Jimmy
家に迎えたばかりの小次郎くんは、移動の際に使っていたクレートからまったく出てこず、引きこもっていたそう。なんとかケージに移動するも、その後は飲まず食わず、トイレもせずにケージにこもっていたといいます。

ケージの中から飼い主さんたちのことをじっと見つめ、震えていたという小次郎くん。しかし、「あること」がきっかけで、少しずつ心を開いていったのでした。
飼い主さん:
「主人は初めて飼うワンちゃんが可愛くて仕方なかったようで、小次郎によく絡みに行っていました。無理矢理かまったら余計に怖がらせてしまうだろうと、私は主人のことを注意していたのですが、小次郎にはそれが合っていたのか、主人の手からごはんを食べるようになったんです」
それからは、人がいないときに家の中を探検し、ケージから出て動けるようになった小次郎くん。家に迎えて1カ月も経たないうちに、家の周囲の散歩もできるまでになったのだとか。
くつろぐ小次郎くん
@mika_Jimmy
小次郎くんが自分から飼い主さんのほうに近づいてきてくれるまでには、半年以上の時間がかかったそうですが、小次郎くんは少しずつできることが増えていきました。

一緒に暮らしているなかで、飼い主さんは小次郎くんの嬉しい成長を感じているそうです。
飼い主さん:
「一番成長を感じたのは、小次郎が初めておなかを触らせてくれたときです。『やっと信頼してくれたのかな』と、とても嬉しく思いました。

なんの前触れもなく突然心を開くことがあるとは聞いていましたが、あまりに突然すぎて、私もびっくりしました」
笑顔を見せる小次郎くん
@mika_Jimmy
まだまだ恐怖心が強くて、人のほうから寄ってこられるのは苦手な小次郎くん。しかし、一度心を許すとべったりと甘えてくるそうで、飼い主さんに全体重をかけて「なでて」とアピールしてくることもあるのだそうです。

また、飼い主さんがほかのワンちゃんを「可愛い」と褒めたときには、「ボクのほうが可愛いでしょ!」と言わんばかりに間に割り込んでくるのだとか。

今では、飼い主さんご家族にすっかりと心を許している小次郎くん。飼い主さんが帰宅すると飛び跳ねてお出迎えしてくれたりと、日常でいろいろな姿を見せてくれるようになったそうです。

小次郎くんへの思い

散歩をする小次郎くん
散歩の際はダブルリードで、しっかり脱走対策を。
@mika_Jimmy
ご縁があって、小次郎くんと出会えた飼い主さんご家族。保護犬だったこともあり、さまざまなことに慣れるまでに時間がかかったこと、少し慣れてきた頃に家から逃げてしまったことがあるなど、大変なこともありました。過去に家から逃げてしまった経験から、散歩の際はダブルリードで対策をするなど、今でも細心の注意を払っているといいます。

これまでの日々を振り返り、飼い主さんは今どのようなことを感じているのでしょうか。小次郎くんへの思いを聞きました。
飼い主さん:
「SNSを通じてたくさんの方に出会うことができ、飼い主も小次郎もお勉強させてもらっています。素敵なトレーナーさんともSNSを通じて出会えたので、今後も小次郎と『楽しくトレーニング!』を目標に、いろいろなことに慣れる練習をしていきたいです」
ドッグランで遊ぶ小次郎くん
@mika_Jimmy
飼い主さん:
「また最近の小次郎は、人の近くで遊ぶ楽しさも知ってきている様子なので、一番の目標は『人馴れ』です。そのあとは、自分よりも大きなワンちゃんを怖がらなくなるように、少しずつ慣れていけるように見守っていきたいと思います」
写真提供・取材協力/Twitter(@mika_Jimmyさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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