騙された小悪魔、検査をする
かわいい顔でまわりを振り回しちゃう小さな柴の小悪魔犬『こむぎ』です。
ワンちゃんを飼っていると、毎年6月ころ(早いと5月から)フィラリアやノミ、ダニ予防を初める飼い主さんは多いと思います。今回は、こむぎのフィラリア検査にまつわるドタバタ劇をお届けします。
これはお出かけ…なのよ、ね?
気持ちよく晴れたある土曜日のこと。
「こむぎさん、ちょっとお出かけしようか」、そう声をかけるとワクワクし始めました。
「おでかけ行くコ、オテ!」
「行きたくてたまらない!」と、何度も得意げにオテをするこむぎ。
以前もこの連載でお伝えしましたが、こむぎはお出かけが大好き。
しぶしぶ付き合う感じのお散歩とは違い、とてもゴキゲンになるのです。
でもこむぎは知りません。今回の目的地が、苦手な動物病院であることを。この時点ではナイショです。
道中、満面の笑みで私を見上げるこむぎ。かなり良心が痛みましたが仕方ありません。このまま歩き続けると、こむぎにとっては苦手な所(動物病院)に辿り着いたと気がついたのか、一気にさえない表情に。
ヤバい場所ではないですよ、こむぎさん。
今日はあなたにとって大切なフィラリアの検査をするんです。
検査と知った途端、とてつもなく切ない表情になりました。
名前を呼ばれ診察室に入り、まずは体重を量ります。この日の体重は4キロでした。
体重測定のあとは、先生が優しく体温を測り、丁寧に触診をしてくれます。
そして、フィラリアに感染していないかを調べる採血のための注射。
こむぎは子犬のころから診察台に乗っても触られても、注射をされてもめったに吠えないし暴れたことは一度もありません。小悪魔でも、とてもおりこうさんです♪
おりこうさんってほめたばかりなのに(笑)
検査結果は陰性でフィラリアに感染してないことがわかり、お薬をいただきました。この薬を12月ころまで毎月飲みます。錠剤ですが、ごはんの上に乗せれば気にせず飲み込んでしまう食いしん坊です。
フィラリアは心臓や肺の血管に寄生虫が巣を作る怖い病気…。しっかり予防しなくてはいけません。
暑くなるこれからの季節は、ノミやダニの予防も始めましょうね。