愛犬の後ろ姿から、飼い主さんへの気持ちが伝わってくる!
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー
@Mirai_yuikoonさんが
「この状態で帰宅待っててくれるってだけでなんだか泣けてくるよね 早く帰ろ」と投稿していたこちらの写真。そこには、玄関に通じる扉のほうをじっと見つめている愛犬・みらいくん(撮影時1才3カ月)の姿が写っていました。
撮影時について飼い主さんに話を聞くと、飼い主さんは仕事に行っており不在で、家にはみらいくんと飼い主さんの旦那さんがいたのだそう。外で物音がしたのを聞いたみらいくんは
「飼い主さんが帰ってきた」と勘違いし、座って待っていたのだとか。
旦那さんから送られてきた写真を見て、みらいくんの様子を知った飼い主さん。当時の出来事をこう振り返ります。
飼い主さん:
「いつも私、旦那、みらいの“3人”で在宅で仕事をしていることも多いので、出社の日は1人欠けていて寂しいのかなと。『早く帰ってきてほしいな〜。遊びたいな〜』って気持ちだったら嬉しいです。
また、みらいの姿を見て『早く帰りたい! 可愛い〜なんて健気なんだろう』と思うと同時に、『そこから飼い主が帰ってくるのがわかっている、頭のいいコだなぁ』とも思いました」
飼い主さんによると、みらいくんは玄関のほうで音がしたり、「パパ帰ってきたかもよ?」と話しかけたりしたときに、あのように座っていることがあるのだそうです。
そんな健気な姿が可愛らしいみらいくんは、保護犬でした。みらいくんとの出会いや現在の暮らしの様子について、飼い主さんにお話を聞いてみることに。
みらいくんとの出会い
「保護犬を迎えよう」と考えていた飼い主さん夫婦は、保護犬の里親募集のアプリでみらいくんの写真を見つけました。生後約3カ月のみらいくんはとても優しそうな顔をしており、「このコに会ってみたい」と思ったのだとか。
その後、みらいくんと初対面が叶ったのですが、飼い主さんはそのときのことがいまでも忘れられないと話します。
飼い主さん:
「初対面したときのみらいは、私たちが触ろうとすると逃げまくっていて、みんなで笑った記憶があります。ほかの犬の下に隠れて潰れているのが、可愛くて可愛くて。
そんなみらいを家にお迎えしたいと強く思い、トライアルを申し込みました。その後、正式譲渡が決まりいまに至ります」
出会ったときは触らせてくれなかったけれど、いまでは飼い主さんにべったり!
出会ったときは触らせてくれずに逃げていたみらいくんですが、飼い主さん夫婦と同じ時間を共有するうちに、少しずつ慣れていきました。
いまでは飼い主さんにべったりで、「どこかしら私とくっついていたいみたいで、とても可愛いです」と飼い主さんは話します。
また、みらいくんは好奇心旺盛な一面があり、人がすることに興味津々な様子だそう。とくにお風呂が気になるらしく、飼い主さんがお風呂に入っていると、すりガラスの向こうにみらいくんの影が見えるのだとか。
飼い主さんがお風呂から上がると、みらいくんはニオイを嗅ぎにきてしっぽを嬉しそうに振っており、そんな姿が愛おしいといいます。
「ウチに来てくれてありがとう」
みらいくんと家族になり、もうすぐ1年が経過します。出会いから現在を振り返り、飼い主さんはどのようなことを思うのか、いまの気持ちを聞きました。
飼い主さん:
「みらいは我が子のような存在です。何よりも優先して行動しますし、何か少しでも変なところがあれば心配するし、仕事も休みます(笑)
まっすぐな愛を向けてくれるみらいのことが、本当に愛おしくて仕方がないです。たまに『好きすぎて食べたくなる』と表現する人がいますが、その気持ちがわかるような気がします。みらいには、『本当にウチに来てくれてありがとう』と伝えたいですね」
写真提供・取材協力/
@Mirai_yuikoonさん/X(旧Twitter)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ