犬が好き
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【専門家が解説】猫はするのに、犬はしない! 「あの行動」にまつわるナゾ
たしかに、猫は爪とぎで爪をガリガリするしぐさをよく見せますが、犬は見せない……これってなんで!?
犬が爪とぎをしない理由
「犬と猫は、爪の構造が異なるんです。まず猫の場合は、爪をとぎ、古くなった爪をはがしていく形で取り除けます。
一方で、犬の爪は人の爪のようにどんどん伸びていく構造になっているため、犬は爪とぎをしません」
「爪が伸びる速さは犬と猫で違うというよりも、個体差がありますし、よく使っている爪は早く伸びると言えるでしょう」
爪を伸ばしすぎるデメリットとは……
「爪を伸ばしすぎると肉球が地面に接地しづらくなるので、歩行に支障がでたり、転んでしまったりする可能性があります。
また、伸びた爪が引っかかって根元から折れてしまったり、巻いて肉球に刺さることもあります。
犬の爪には血管と神経が走っており、爪が伸びすぎてしまうと血管と神経も伸びてしまい、爪を短くすることが難しくなってしまうのです。
また、狼爪(犬の親指にあたる爪)は地面に接していないため削れないので、飼い主さんが切る必要がありますね」
爪切りの目安と、伸びているかの判断法
「犬の爪きりは月1回を目安に行うと良いと思います。お散歩のときに爪が擦れて削れるので、お散歩でよく歩く犬とそうでない犬とでは、爪を切る頻度が変わります。
フローリングを歩いているときに爪の音がカチカチとなるようなら、爪が伸びている目安です」
「ちなみに、猫でも爪のお手入れは月1回程度で良いと思いますが、爪を見て、爪が尖っていたら切りどきでしょう。
爪切りが難しいようであれば、トリミングサロンや動物病院でも切ってもらうことが可能ですので、お困りであれば相談なさってくださいね」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka
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