1つのおもちゃを仲良くくわえる2頭の秋田犬　「見事なコンビネーション」の撮影裏話にほっこり！

犬の多頭飼いをはじめて間もない頃に見られた光景が、可愛くて尊い！

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@daikichi_0808さんが投稿していた、こちらの写真。そこには、輪っかの形をしたおもちゃをくわえる2頭の愛犬・大吉くん（撮影時3才・秋田犬）、幸ちゃん（撮影時、生後2カ月／秋田犬）の姿が写っています。

飼い主さんに話を聞くと、2頭は一緒にドタドタと仲良く遊んでいたそう。急に音がしなくなったので振り返ってみたところ、2頭はこの状態だったそうです。

「とにかく可愛い！！」と思い、急いで写真を撮ったと話す飼い主さん。当時の出来事をこのように話しています。

飼い主さん：
「大吉は『たまたま近くにあったから噛みたい』、幸は『大吉からおもちゃを奪いたい』という、協力プレーとは正反対の思いでお互いに噛んでぐるぐる回っていたら、このような状態になってしまったのだと思います。

個人的に、犬の口元は『ω』のような形をしているところがとても好きなのですが、この写真は『ω』を堪能できる良い瞬間が撮れたなと。

体のサイズが違うので、大吉は余裕のある口の開きに対し、幸は目を瞑るくらい全力で口を開いていて、全力加減の対比もとっても可愛いです」

飼い主さんいわく、「1つのおもちゃで見事なコンビネーションを見ることができたのは、このときが初めて」とのこと。飼い主さんはこの光景を見て、とても嬉しく思ったそうです。

飼い主さん：
「この紫色の輪っかは、飼い主の妹が大吉の2才の誕生日プレゼントにくれたものなんです。そのときは飼い主と引っ張り合うだけでしたが、今は幸と一緒に遊べるおもちゃになりました。

幸と一緒に遊ぶことで、大吉は飽きたおもちゃへの興味が復活したり、新たな遊び方を発見したりして毎日楽しそうにしているので、嬉しく思います」

一緒に暮らしはじめて3日目頃から、2頭は急に仲良しに！

臆病で慎重な性格で甘え下手だけれど、犬が大好きだという兄・大吉くん。怖いもの知らずで甘えん坊で、人が大好きだという妹・幸ちゃん。

幸ちゃんを迎えた初日、犬好きな大吉くんはすぐに幸ちゃんに近寄ってクンクンとニオイを嗅ぎ、興味津々な様子だったそう。しかし、幸ちゃんが「ヴー！」と大吉くんを威嚇していたといい、大吉くんは萎縮して部屋の端っこに逃げてしまったのだとか。

飼い主さんは当時の2頭について、「年齢も体格もはるかに大吉のほうが上回っているはずなのに、気の強さでは幸が圧倒的に勝っていました」と話します。

多頭飼いをはじめた当初は「これからどうなることか」と心配していた飼い主さんですが、一緒に暮らしはじめて3日目頃から、2頭は一緒に遊ぶほど急に仲良しに！

今では体格差を物ともせず、上手に“ワンプロ”をしているそうです。仲良く遊ぶ2頭を見ていて、飼い主さんはどのようなことを思うのでしょうか。

飼い主さん：
「大吉は幸と飼い主が遊んでいると遠くで“じっとり”と見つめてきたり、幸は大吉と飼い主が遊んでいるとどんなに遠くにいても寝ていても、走ってやってきてかまってアピールをしたりします。

お互いにジェラシーというか、飼い主に対して『もっと相手してよ』と思うところはある様子ですが、犬同士になるととっても仲良しです。大吉はとにかく犬が好きなので、幸という“いつでも思いっきり遊べる相手”ができて本当によかったと思っています」