犬が好き
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柴犬あるある、散歩中に“怪しいやつ”に出会いがちなとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.301
今週の「柴犬のここが好き」
「油断ならん。」
少しでも動こうものなら即座に反応して攻撃したり、飛んで逃げたり。
柴犬さんが見つけた怪しいものは、落ち葉だったりビニール袋だったり、軽くてふわふわしていて…風で簡単に動くんですよね。
その動きがイレギュラーだから、びっくりしちゃうのです。
びっくりしたくないからしっかり監視しているのです。
しかし、結局急に動くからやっぱりびっくりしちゃうのです。
不憫です。
つぶさに観察して、いざという時に備えてじっとしているのに、びくんってなるのです。
ズササーと滑っていく怪しいやつを追いかけて、ばし!っと一撃。
抑えると動かなくなるのに、離すとまた風が吹いて逃げてしまう。
柴犬さんにとってはさぞ不思議なことでしょう。
風の吹き方によってはこちらに向かってくることもあるのですから。
「もう行くよー」と散歩を再開しても、何度も何度も振り返ってしまうほど気になるあいつ。
明日になるともうそこにはいないあいつ。
いつか決着をつけてやるんだから!
この戦いに決着がつかないことを知っているのはご主人だけです。
今週のおまけ
ショーウィンドウに映る自分の姿でした。
初めて歩くお散歩道で見つけた家具屋さんのショーウィンドウ。
そこに写っていたのは・・・
「まあ!あのかわいい子は誰?」
(我が家ではこよみさんは宇宙一かわいくて、こよみさんも自分が可愛いということを自覚しているという設定です。)
自分がかわいいのはもちろん、そこに映る柴犬も超絶かわいかったため、その場を離れられなくなってしまったのかもしれません。
ライバル心というやつでしょうか。
しかしここである疑問が浮かびます。
こよみさんは自分がどんな姿をしているのかわかっているのでしょうか。
おそらくは自分が柴犬だということもわかっていないでしょう。
お耳が三角でかわいいこと。
お口が黒くてかわいいこと。
尻尾がゆるふわ巻きでかわいいこと。
縞模様があってかわいいこと。
こんなにかわいいんだということをこよみさんは知らないかもしれない。
鏡を見ても鏡というものを理解していなければ、それが自分だとはわからないはずですよね。
お散歩ですれ違うわんこを見て、自分も耳が垂れていると思っているかもしれません。
わんこをはじめ、人間以外の動物はどうやって自分の姿を認識しているのか、
意外と壮大な疑問が浮かんできました。
こよみさんは柴犬を見た時に自分と同じとわかっているのかいないのか。
気になる・・・すごく気になります。
私はつい柴犬を見ると近寄ってしまいますが、こよみさんはいつも同じタイプの犬に近づくことを不思議に思っているのかも。
もしできることなら、こよみさんに自分の似顔絵を描かせてみたいものです。
どんな顔を描くのでしょうか。
作者紹介:ここ柴
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