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”動物たちとふれあい、学べる”イベント『2025動物感謝デーin JAPAN』が11/15(土)に開催されました!
動物感謝デーは、「動物たちが私たちの生活にどれほど貢献しているか、そして獣医師が診療だけにとどまらず、幅広い分野で社会に関わっていることについて、広く理解を深めてもらうこと」を目的として行われているイベントです。
今年で19回目を迎えるこのイベントは、日本獣医師会の活動指針である「ワンヘルス」の理念のもと、「―動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。―」をテーマに開催されました。
トークステージや動物に関する多くの出展ブースのほか、「ペットと防災について考える」展示コーナー、「一日獣医師体験コーナー」、馬とのふれあいコーナーなども用意されていました。
愛犬連れの方はもちろん、家族連れなど小さな子どもからシニア世代まで幅広い来場者が集まり、子どもから大人までそれぞれが楽しめる内容に。
今回は、その開催内容の一部をご紹介します。
獣医師の仕事内容や動物について楽しく学べるステージ企画
また、各ステージの締めくくりには、ペット用品が当たるじゃんけん大会も開催されるなど、学びつつ楽しめる内容になっていました。
「一日獣医師体験コーナー」で実際に”獣医師体験”も
体験に参加した子どもたちは白衣を着て、聴診や健康チェックなどを体験。実際に犬とふれあいながら獣医師に教えてもらう、貴重な時間となったそうです。
馬とふれあえる!体験コーナー
大人も子どもも、写真撮影をしたり、馬に触れたりしながら、ふれあいの時間を楽しんでいたそうです。
防災ブースは「ペットと防災」について学ぶ機会に
地域の動物救援本部や「VMAT(災害獣医療支援チーム)」の活動紹介もありました。
災害時には、地域の獣医師会や関係団体による「動物救援本部」が設置され、被災地域での犬や猫などの保護活動や支援が行われます。
また、専門知識を持つ獣医師による「VMAT(災害獣医療支援チーム)」が現地での獣医療支援にあたるなど、獣医師は災害時にも動物と人を守る重要な役割を担っているといいます。
そのほか、防災ブースでは、簡易トイレテントの見本展示や、ペット用ドライフードの試食配布も行われました。
2026年は「世界獣医師会大会」開催へ。市民向けの発信もさらに広がる予定
また、日本獣医師会は全国の獣医師会や行政と連携し、市民向けの取り組みや公開講座などの発信を行っています。直近では10月26日に「どうぶつフェスタ2025」が宮城県獣医師会・仙台市獣医師会主催で行われました。
また、12月21日には鹿児島県獣医師会が、「みらいワクワク!こども仕事体験フェスタ」にて、職業体験を実施予定とのこと。
「日本獣医師会は、動物と人と地球の健康を守るための活動を社会に向けて積極的に広げていく予定です」(日本獣医師会担当者)
ワンヘルスの視点で“動物と人と地球の健康”を考えるきっかけに
「人と動物が気持ちよく暮らしていく社会を長く続けていくためには、飼い主の皆さまが日ごろから行う 感染症対策(予防獣医療)や 適正飼養といった、 “いつもの心がけ”がとても大切です。例えば、犬猫の健康管理や予防接種をきちんと受けさせる、そんな毎日の小さな選択が、地域全体の安心や幸せにつながっていき、ひいては人・動物・環境の健康を一つとして考える“ワンヘルス”の実践 そのものであると感じます」(日本獣医師会担当者)
飼い主さんはもちろん、多くの来場者がブース展示やステージを楽しんだ今回の「動物感謝デー」。
動物のことや獣医師の仕事について広く知ることができるイベントになっていたのではないでしょうか。
愛犬との時間や、動物とのふれあい・さまざまな体験を通して、来場者にとって日常のケアや備えを見つめ直すきっかけにもなったかもしれません。
文/いぬのきもちWeb編集室
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