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雨の日に愛犬3頭と散歩中、交通事故に!【愛犬のための法律事典vol.9】
ここでは、「いぬのきもち」でご紹介してきた、実際にあった犬に絡んだトラブルと、判決について解説します。愛犬との幸せな暮らしのために、万が一のトラブルに備えて、知っておきたい事例をご紹介します。
愛犬が交通事故の犠牲に。損害賠償を求めて訴訟を起こした
〔裁判までの経緯〕
Aさんは鎖骨や腕の骨折など1カ月以上の入院を必要とする大ケガを負い、鎖骨の変形障害といった後遺症も残りました。そして、3頭の愛犬のうち8才のヨークシャー・テリア1頭が命を落としてしまったのです。Aさんは損害賠償を求め、Bさんを訴えました。
裁判では…飼い主さんにも3割の過失があると判断された
《判決》損害賠償の支払い命令が下された
愛犬が死亡した損害賠償として2万円、慰謝料としては5万円が認められた
<神戸地方裁判所 平成25年9月5日判決>
[この事例の教訓]夜間や雨天時の愛犬の散歩は、 細心の注意を
また、3頭のリードを1人の飼い主さんが持って散歩すると、犬のコントロールが難しくたいへん危険なので散歩は1 頭ずつ行いましょう。
※掲載事例は、ひとつの例に過ぎず、まったく同一の解決・判決を保証するものではありません。個々の事件の判決については裁判所に、解決策はその当事者に委ねられます。
参考/「いぬのきもち」2016年8月号別冊『まさかのトラブルに備える! 愛犬のための法律事典』(監修:弁護士/渋谷総合法律事務所 渋谷 寛先生)
イラスト/macco
文/\(m.h)/
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