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データで判明!赤ちゃん・子どもが犬と一緒に暮らすメリットとは

みなさんは、人が犬と暮らすことでどのような効果が得られるのかをご存知ですか?今回は、犬が赤ちゃんや子どもに与える“好影響”に関する研究データをご紹介します。子どもたちが犬と暮らすメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。さっそく見ていきましょう!

犬と暮らす赤ちゃんはアトピーやぜんそく、花粉症にかかりにくい

赤ちゃんを見つめるシュナウザー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬との接触が赤ちゃんの免疫機能の発達を高める

2012年、フィンランドの大学病院で、ペットのいる家庭の乳幼児397人を対象にさまざまな調査を実施しました。その調査結果によると、ペットのいない家庭の赤ちゃんに比べて、せきや鼻炎などの呼吸器の感染症にかかる確率が約30%低くなることが明らかに。また、中耳炎などの発症確率も約半分に抑えられたといいます。

同病院では、この調査結果について「動物との接触が、体を守る免疫機能の発達を助けるのでは」と考えていて、フィンランドには「ぜんそくや花粉症の予防にペットが有効」というデータもあるそうです。

アトピー性皮膚炎にかかる確率が半分になる

アメリカの研究では、乳幼児期に家庭に2匹以上ペットがいた子どもは、6~7歳時にアトピー性皮膚炎にかかる確率が約半分になるとの結果もあります。ただし、先天的に動物アレルギーなどを持っている場合もあるので、犬を迎え入れる前に検査をすることが大切です。

犬との暮らしが友情や責任感など子どもの心に多くのものを育む

子どもに抱かれるチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
9~12歳で犬を飼い始めた子ども27人を対象にしたアメリカの調査によると、犬を飼った経験を持つ子どもは、そうでない子どもよりも社会性が豊かで、礼儀正しく育つことが明らかになっているそうです。

実は、犬との暮らしが子どもの心の成長に大きな影響を与えるということは、このほかにも多くの研究によって評価されています。愛犬との交流や、お世話が上手にできた喜びなどが、愛情や友情、共感性、自尊心、責任感などさまざまなものを子どもの心に育むのでしょう。

犬と暮らすことで不安や孤独が解消される

お兄ちゃんに抱っこされるダックス
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
高校生の子どもがいる家族間のコミュニケーションについて調べた、日本の桜美林大学の研究によると、「ペットのいる家庭の方が、家族間の交流が良好」という研究結果が出ています。また、アメリカのジョージア州立大学によるアニマルセラピー研究でも「犬とのふれあいが大学生の不安や孤独感を減少させる」ことがわかっているといいます。

多感で繊細になりやすい14~25歳ごろの若い世代にとって、愛犬の存在は精神面での安定に大いに役立つのかもしれませんね。
このように、犬との暮らしは赤ちゃんや子どもにとってさまざまな良い影響を与えてくれることがわかりました。またある研究では、犬を飼っている人は人生に対する幸福度が高いこともわかっているのですよ。

犬を飼うことはそう簡単なことではありませんが、住環境や費用、お世話などについて総合的に考え、無理なく飼える状況なのであれば、犬を迎え入れてみてはいかがでしょうか。
参考/「いぬのきもち」2016年8月号『最新研究でわかった!子ども・大人・高齢者にとってのイイコト 犬を飼うすごい効果に迫ります!』(監修:横浜国立大学教育人間科学部教授 安藤孝敏先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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