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吠えグセがない飼い主さんがみんなしていたちょっとした「コツ」
と、愛犬とほかの犬の吠え具合を比べて思った経験はありませんか?
「吠える犬/吠えない犬」の違いを、しつけインストラクターの西川文二先生に聞いてみると、「飼い主さんのちょっとした対応の違いで吠えさせてしまっていることがある」とのこと。
そこで西川先生に、愛犬の吠えグセに困って「いない」飼い主さんは、吠えグセで「困っている」飼い主さんと比べてどんなことをしているのかを聞いてみました!
ごほうび(おやつ)を見せびらかさない
それだけでなく、ごほうびを持っていないときに「オスワリ」などの指示を出しても、持っていないとわかり、言うことを聞かないおそれが!
吠えグセに「困っていない」飼い主さんは、ごほうびも袋も見せず、手の中に握りこんで与えています。
犬の要求に、むやみに応えない!
要求に応じてしまうと、犬は「吠えれば言うことを聞いてもらえるんだ!」と学習し、要求したいことがあったときは毎回吠えるようになってしまいます。
また、飼い主さんが手が離せないときなど、すぐ要求に応えられないときは、「あれ?飼い主さん気づいていないのかな?」と思い、より激しく吠える可能性が!
吠えグセに「困っていない」飼い主さんは、愛犬からの困った要求に関して、「見ない・触れない・声をかけない」の「3ない運動」で無視を貫き通し、「吠えても言うことを聞いてもらえないから、吠えるのをやめよう」と愛犬に学習させています。
散歩中、ほかの犬とのあいさつは積極的にさせない
逆に「吠えずに、上手にスルーできたほうがいい」と考えています。
そもそも、犬同士のあいさつは、必ずしもさせたほうがいいというわけではないのです。
なのに、飼い主さんが「あいさつさせなくちゃ!」と思い、ほかの犬を見るたびに近づいて積極的にあいさつをさせていると、愛犬もあいさつをしたがるようになり、ほかの犬を見つけるたびに興奮して吠えるようになってしまいます。
また、相手の犬が犬嫌いで怖がっていたとき、飼い主さんが「あいさつをさせるのはやめておこう」と思って行かせないようにしても、愛犬は「行きたい行きたい!」と言わんばかりに吠えるおそれもあります。
ほかの犬が来るのがわかったら、できるだけ距離を取り、吠えたり興奮したりせずにすれ違うことを、まずは練習しましょう。
できるようになったら、他犬を怖がらない、フレンドリーな犬を選んであいさつをさせてみるならOKです!
おもちゃを出しっぱなしにしない
遊ぶときに飼い主さんが出して「遊ぼう!」と誘い、終わったら回収して片づけます。
出しっぱなしにしていると、愛犬がくわえて飼い主さんのところに持っていき、「遊んで!」と吠えて要求する頻度が増えてしまいます。
おもちゃは、ただ届かないところに置くだけでなく、箱に入れるなど、愛犬から見えないようにすると完璧です!
余談ですが、おもちゃを出しっぱなしにしないほうが、愛犬がおもちゃに飽きるのを防げるため、同じおもちゃを長く使うことができるんですよ。
吠えグセに「困っていない」飼い主さんがしていることと、逆のことをしていませんか?
簡単な方法ばかりですので、もし愛犬の吠えグセに困っていたら、「困っていない」飼い主さんのやり方を参考にしてみてくださいね!
参考/いぬのきもち2018年10月号『しつけがうまくいっている飼い主さんが していること・していないこと』(監修/Can! Do! Pet Dog School代表 西川文二先生)
文/犬山ソフトクリーム
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