犬が好き
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犬の曲を作るきっかけはスタッフの言葉だった|吉田山田の期間限定連載「チャーリーとぼく」
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「犬をテーマにした曲を聞いてみたい」と言われて
「赤い首輪」という作品を作ったことをきっかけに、こうして拙いながらもこの場で文章を書かせていただいています。
そもそも何故「赤い首輪」という曲を作ったかというと、数年前から僕らの制作の担当をしてくれているスタッフさんも犬を飼っていて、ことあるごとに犬の話で盛り上がっていました(親バカ自慢)。
そんな中で、そのスタッフさんが「吉田山田で、犬をテーマにした曲聴いてみたいなぁ。」とおっしゃったのです。正直最初は笑って誤魔化していましたが、スタッフさんの目はあくまで真剣。僕にとって「愛犬の曲を作る」ということはとても難しいことのように思えました。犬は、そこにただ生きてくれているだけで素晴らしい存在だと思っているので、改めてその気持ちを紐解くことは、もう途方も無い作業のように思えたのです。僕はスタッフさんに、「できたらやってみます。。」とだけ言って、しばらく作品作りには着手せずにいました。
さまざまな出会いが僕に曲を作らせている
「また明日会うための今日のサヨナラ」。
帰宅後この言葉をきっかけに作り出したら30分くらいで全体が出来上がってしまったのです。自分でも驚きました。本当は作りたかったんだなとその時気がつきました。
そしていつも通り相方の山田と関係各所に聴いてもらおうと自宅でデモ音源を録ろうとしたのですが、歌いながら感情が溢れてしまって、嗚咽でとても歌えないのです。こんなことは人生で初めてでした。
どれだけ反響があるかは関係なく、その時僕は一人のミュージシャンとしてこの曲を作れてよかったと思いました。様々な人に出会わせてもらって、まだ出会ったことのない自分にも出会えて、曲も作らせてもらえる。そんな「繋がり」に日々感謝です。
吉田山田 プロフィール
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