犬が好き
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「子どもたちと出会いは意外な展開に」【連載】おばあちゃん犬がやってきた 第5回
我が家は一年前、新しい家族として15才のお婆ちゃん犬を迎えました。
完全外飼いだったシロさんを、やっと迎える環境が整った我が家。
迎える前に子供達を連れ、シロさんが繋がれている場所へと向かいました。
シロさんにとっては15年間暮らし慣れた場所を離れ、全く新しい犬生を歩んでいくことになる。
いきなり知らないお家にお迎えするよりも私以外の家族のことも覚えていてくれた方が
新しい環境で暮らす際に少しでも安心してもらえるんじゃないだろうか・・・
そう願いながらの初対面。
子供たちに対する番犬シロさんの反応は・・・!?
あれ!?私との初対面はそんなんじゃなかったよね!?
めっちゃ高値の花やったよね!?
番犬はもういいの!?職務放棄なの!?(笑)
攻撃どころか、威嚇どころか触ってほしくてたまらない様子のシロさん。
そして、全力でスキスキアピールするシロさんを目の前に、子供たちも大はしゃぎ。
しかし、当時4歳のけーくんからシロに対して子供ながらの鋭い一言が。
ノミだらけだったし、うんこをフミフミしてたこともあったし・・・
しかし、子供には言い訳は通用しない!!諦めてこう告げました
子供たちにとっても、敢えてそこの環境で暮らしている、薄汚れたシロの姿も知ったうえで受け入れてほしい、そんな願いもありました。
それに対するけーくんの返答は・・・
でも、これが正論だと思っています。
犬との暮らしは楽しいことばかりではなく、頭を悩ますことも多々起こる。
それでもこの愛おしさがあれば乗り越えられる、どんなことも楽しく思えてしまうはずだと。
けーくんの言葉から犬と暮らす上で一番大切なことを教えられた気がしました。
シロさん、やっぱりご老体なのでシャンプーだけでは隠せない臭いがあるようです。
けーくんはいつも「臭い〜〜」と笑いながらシロを撫でてくれ、シロもその小さな手に身を寄せてくれます。
そしてそんな2人を見ながら嬉しくてニヤニヤしてしまう母親なのです(笑)
登場人物・犬猫
作者「tamtam」プロフィール
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
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