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パグとセント・バーナード、DNAでは近い犬種って知ってた?
そこで「いぬのきもち」では、DNAが近いと判明した犬種ごとに、4つのグループに分類し、『いぬのきもち版犬種ツリー』を作成しました。ここでは、「牧畜犬グループ」の犬たちをご紹介します!
「牧畜犬グループ」の犬種って?
牧羊犬として活躍してきた犬種のほか、猟で活躍した犬種もこのグループに属することが明らかになりました。その理由については、牧畜犬の鋭敏さや走る速さが、猟にも通じる性質であることなどが関係していると考えられています。
では具体的に、どのような犬種がこのグループに属するのか見ていきましょう。
牧畜犬の代表格、ラフ・コリーやシェットランド・シープドッグ
ラフ・コリーは、足やマズルの短い犬がボルゾイと交配して誕生した犬種で、細いマズルと長い足が特徴的です。
一方、シェットランド・シープドッグも、ラフ・コリーと共通の先祖を持つといわれており、小型化の過程でキング・チャールズ・スパニエルと交配されたという説もあります。
このようなことから、ボルゾイもこのグループに属する犬種であることがわかりますね。
他にもこんな犬種が!
見た目も大きさもさまざまですが、意外にも似通った遺伝子を持っているのですね!
ちなみに、「牧畜犬グループ」の中でも、パグとセント・バーナードはDNAが近い犬種同士ではありますが、体高は約3倍も違います。これは、人が犬の交配を繰り返す中、容姿が変わりやすい遺伝子を持った犬が代を重ねてきた結果だと考えられています。
研究が進むと、さらに驚きの事実が明らかになってくるかもしれません。犬種のルーツ研究からは、今後も目が離せなさそうです!
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※参考にした2016年1月号の特集では、Heidi Parkerらが2004年に行ったDNA解析の結果をベースに、その他の研究結果も踏まえながら、犬種全体を4つのグループに分類しています。
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