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散歩はのんびり、それもいい。【連載】おばあちゃん犬がやってきた 第14回

こんにちは。2匹の犬と2匹の猫と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
我が家は新しい家族として完全外飼いだったおばあちゃん犬のシロを迎えました。

シロさん、お散歩はゆったり、のんびりと私の横を歩きます。我が家の周辺は坂道が多く、老犬が長時間お散歩するには不向きな場所。
休みの日には少し車を走らせ、公園へ向かいます。

広い公園は他のお散歩しているわんちゃんとの出会いの場でもありますよね。
これはとても最近のお話なのですが、私がシロさんと歩いていると、元気いっぱいに飼い主さんをリードする、若そうな小型犬に出会いました。

ゆったりしたお散歩をほめられるシロですが・・

元気いっぱい、パワフルなその子の飼い主さん。

「引っ張り癖が治らなくて、やっぱり小さい頃から躾しないとダメね。
ゆっくりお散歩できて羨ましい。ちゃんと躾されてるんですね。」

と言い残し、困っているようで、なんだか楽しそうな顔をしてその場を慌ただしく去っていきました。
もちろんシロさん、トレーニングして上手にお散歩しているわけではなく、理由を言うのなら、そうですね、きっと・・・

トレーニングの賜物ではなくて。

はい、老化です。もう、おばあちゃんですから(笑)

でも、シロさんも若かったらあんな風に走ったりするのかなぁなんて、元気いっぱいのその子の事を少し羨ましいと感じてしまう私。

しかし、シロさん、子犬のように体力勝負のハードな遊びを求めたりもせず、迎える前に子供達が用意してくれたボールを追いかけることもなく、そのボールも気づけば子供達のおもちゃ箱へと仲間入りしていたこともありました(笑)

のんびり歩こうね

おもちゃで遊ぶことも、かけっこすることもなく、
シロさんは、のんびりゆったり老犬ライフ、自分のペースで生活してくれています。
そんなシロさんと一緒に生活していると、慌ただしい毎日の合間にふとゆったりとした時間を感じることが多くなりました。
それは、きっと今の私たち家族とシロさんの生活スタイルは合っているのだと感じています。

一緒に歩くだけで嬉しいよ

耳も遠く、目も少しずつ見えなくなってきているシロさん。
それでもそばを歩いてくれます。私はシロさんの盲導犬になったつもりでお散歩します。

散歩の後はこの笑顔。お散歩は楽しいんだよ、ってわかってくれているのかな?

ゆっくりでいいから、これからも一緒に散歩していこうね。

登場人物・犬猫

tamtam プロフィール

動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。

tamtam インスタグラム

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